トランプ大統領になって、アメリカはどう動いていくかというと、大きく言って、脱グローバリズム、自国中心主義へと戻っていくということでしょう
グロ-バリズムというのは、大雑把に言えば、国境を無くしていこうとする動きです
ヨーロッパがEUを作って、ひとつにまとまっていこうとするのも、グローバリズムの動きだったといえるでしょう
トランプ氏はそうした流れを戻して、関税についても高くしたり、メキシコとの間にまさに国境の壁を作ろうとしています
これは、今までの世界の流れを、揺り戻す動きといえるでしょう
それが悪いということではなく、あまりどちらかに傾きすぎると、世界はバランスを失い、おかしくなっていきます
グローバリズムが行き過ぎるとどのような状態となるかを、一つのたとえで述べてみます
妻子のある男性が、お人好しで、友達や同僚などを、家族同然に扱い、いつも食事をおごたり、お金を貸したり、借金の肩代わりをしたりと、何かと世話を焼きました
すると、家族に渡るお金が足りなくなり、実際の家族の奥さんや子供が、ひもじい思いをするようになります
男性は周りからは評判がよく、好かれるわけですが、そのいい恰好しいのため、自分の家族が被害をこうむることになってしまいます
身近にそのような人がいるという方もいるでしょう
グローバリズム主義というのは、いってみればこの男性のようなもので、国内の富や雇用が流出していき、自国で問題を起こしていきます
そのよに、グローバル化が進んでいたわけですが、トランプ氏は、それを戻そうとしているといえます
それでは自国主義が正しいかというとそうではなく、今度はこちらに傾きすぎると、ナチスのように、ユダヤ人迫害のようなものまで行くと狂ってきます
そのように、どちらかに偏りすぎると、世界はバランスを崩しておかしくなっていくのです
いままでは、グローバリズムに偏りすぎていたため、その揺り戻しとして、トランプ氏は動いているでしょう
これはアメリカだけの動きではなく、世界の潮流となっていきます
イギリスのEU離脱も、脱グローバリズムの動きでした
ヨーロッパでは、イギリスだけでなく、いろんな国で、脱グローバリズムの動きが、今後出てきます
それは世界的な潮流となって動いていくことでしょう
グローバリズムというのは、別な側面から言うと、一種の共産主義思想が、世界的に展開されていった姿だったともいえます
ですが、自分の国は自分たちで発展させ、成功していこうとする思想が、グローバリズムの流れで薄まっていくと、貧しい国が広がっていってしまうという結果となってしまうため、見直しがはかられる時期となっています
トランプ氏の動きは、そうした世界の潮流の一旦であり、牽引する役割をも持っているでしょう

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