
※2026年5月2日に加筆・再構成しました。
「ゲームは子供に悪い影響を与える」――この決まり文句は、本当に正しいでしょうか。
スピリチュアルな視点から見ると、その答えはもう少し複雑で、「ゲームの種類と使い方による」のが現実です。
質問のありましたゲームが子供たちに与える影響について書いてみます。
ゲームを単純に否定する前に、種類で考える
年配の方たちなどからすれば、ゲームはよくないものと単純に否定することが多いかと思います。
ゲームの種類によって影響は違ってくるでしょうけれど、ロールプレイングゲームと呼ばれるような、物語の中に入っていくタイプというのは、昔からあったファンタジーの児童文学や、童話などのより発展した、感情移入しやすいものといってよいかと思います。
昔の人もそうした幻想的な物語を聞いて育ってきたわけですし、それが現代ではゲームのような形になっていますが、影響としては似たようなものがあると思われます。
RPGは現代の「お話を聞く文化」の進化形
『ドラゴンクエスト』『ファイナルファンタジー』などの優れたRPGは、子供に勇気・友情・善悪の判断・自己犠牲・成長といった人生の物語を体験させてくれます。
これは『指輪物語』『ナルニア国物語』などの児童文学が果たしてきた役割と、本質的には同じものです。
想像力の使い方には違いがある
ただ文字や話などから聞いた場合は頭で具体的な映像を思い浮かべていくのに対して、ゲームは映像や音などもはじめからありますから、想像力の使い方では劣るものがあるかと思います。
ですから、ゲームばかりでなく、本を読む時間や、親が物語を語って聞かせる時間もあわせて持つことが、想像力の発達のためには大切です。
シューティング系・スポーツ系|身体遊びの代替
またゲームでもシューティング系やスポーツ系のものなどは、昔の子供が実際に身体を動かしてやっていた遊びを、ゲームとして指の動きなどだけで代わっているといえます。
昔のように自由に遊べる空間があるならよいですが、現在では車が多くなり、子供たちでは事故に繋がる可能性も高まっていますし、都市化して見知らぬ人が集まって住むようになると、子供を犯罪に巻き込まれないようにする防御も必要になってきますので、外で遊ばすのは難しくなってきています。
それで家の中でできるゲームが広がっているという面もあるでしょう。
ゲームを子育てに取り入れる三つの心得
一つ目は、「ゲームの内容を、親が一度自分で確かめること」です。
年齢制限、表現の暴力性、課金の仕組み――どんなゲームかを大人が把握した上で、家庭のルールを作ってください。
二つ目は、「ゲーム時間と読書時間・外遊び時間のバランスを意識すること」です。
「禁止」ではなく「バランス」が、現代の子育ての鍵です。
三つ目は、「ゲームをきっかけに親子で会話すること」です。
「いまどんなゲームしてるの?」「あの場面、どう思った?」――そんな対話が、ゲームを単なる時間つぶしから魂の学びに変えていきます。
「ゲーム」とひと括りに善悪を語らない知性を
ゲームとひと括りに子供への影響の良し悪しを言うのは単純であって、その内容によって良い影響か悪い影響か変わってくるでしょう。
明日もどうか、お子さんやお孫さんとの時間を、ゲームも含めた多彩な遊びで彩ってあげてくださいますように。
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