鹿児島市の活火山、桜島が大きな噴火を起こし、噴火警戒レベルが初めて最高の五へと引き上げられたことがありました。付近にお住まいの方々には、心よりお見舞い申し上げます。
このとき私は、桜島の噴火から何を感じ取ったのか。その霊的な意味について、お話ししてみたいと思います。
火山は、怒りをあらわすもの
火山というものは、古くから怒りの象徴とされてきました。
怒りを抑えきれずに爆発させることを、よく「噴火」にたとえますね。それと同じように、私は今回の桜島の噴火に、日本の神々の嘆きや戒めのようなものが表れていると感じました。大地そのものが、何かを伝えようとしているように思えたのです。
神話の発祥の地、鹿児島と宮崎
桜島のある鹿児島、そして隣接する宮崎は、じつは日本神話の発祥の地として知られています。
この地から、初代天皇とされる神武天皇が、国を治めるための東征へと出発されたと伝えられています。そして長い旅の果てに、奈良県の橿原の地で即位なされたといいます。日本という国の物語が産声をあげた、まさにその源の土地なのです。
そうした神聖な地で起こる出来事には、ただの自然現象を超えた意味が込められていると、私は感じずにはいられません。神々のまなざしが、いまもこの地に注がれているのです。
天皇陛下と、祈りの伝統
日本には、神話に連なる存在として、天照大神の直系の子孫である天皇陛下がいらっしゃいます。
天皇陛下は、国の祭祀を司る神官の長でもあられます。日本の長い歴史の中で、天皇は国民のために祈り、祭祀を執り行ってこられました。私たちの国は、目に見える政だけでなく、見えない祈りによっても支えられてきたのです。
その祈りの伝統こそが、日本という国の背骨です。もし私たちが、こうした神聖なものを軽んじ、目に見えるものだけを物差しにして進んでいくなら、国の根そのものが痩せ細っていってしまうでしょう。
大切なものを、見失わないために
桜島の噴火を前にして、私はやはり、日本の神々が静かに心を痛めておられるのを感じます。
これは恐れさせるための予兆ではありません。私たちが進む方向を、もう一度立ち止まって見つめ直してほしい。そんな、親心にも似た呼びかけなのだと思います。
自然の営みに畏れと感謝を忘れず、祖先が大切に守ってきた祈りの心を、これからも受け継いでいく。その一人ひとりの小さな心がけが、巡り巡って、この国を穏やかな方向へと導いていきます。大地の声に耳を澄ませながら、日本にとって本当に大切なものを、見失わずにいたいものです。
神話発祥の地と日本の神々をめぐる話は、古代文明・神話・日本の霊的起源 完全ガイドにもまとめています。


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