W杯2得点の上田綺世選手とオランダの不思議な因縁

2026年6月22日月曜日

有名人の前世


オランダで日本人初の得点王に輝いた男が、W杯の舞台でも2ゴールを決めました。

上田綺世選手、27歳。
サッカーW杯2026の日本対チュニジア戦、前半31分にペナルティエリアの外から右足で低い弾道のミドルシュートを突き刺し、後半83分には佐野海舟選手のクロスに飛び込んでヘディングで叩き込みました。

ミドルとヘッド、まったく異なる形での2得点です。

W杯の1試合で日本人が2ゴールを挙げたのは、歴代で初めてのことです。

しかし私が注目したいのは、ゴールの見事さだけではありません。

上田選手はなぜ、オランダという国に引き寄せられたのでしょうか。

その背景には、サッカーの実力を超えた深い因縁が隠されています。

挫折を越えたサッカー人生

上田綺世選手は1998年8月28日、茨城県に生まれました。

サッカーとの出会いは、社会人チームでフォワードとしてプレーしていた父・晃さんの背中でした。

少年時代は鹿島アントラーズの下部組織に所属していましたが、ユースへの昇格を逃すという壁にぶつかります。

エリートコースから外れても、上田少年はサッカーを手放しませんでした。

鹿島学園高校、法政大学と進み、大学サッカーの舞台で頭角を現しました。

法政大4年時に鹿島アントラーズへ加入し、その年にはコパ・アメリカでA代表にも選出されています。

2023年にベルギーのセルクル・ブルージュを経て、オランダの名門フェイエノールトへ移籍すると、今季は31試合で25ゴールを量産しました。

ハットトリックや1試合4ゴールという離れ業もやってのけ、日本人として初めてオランダ1部リーグの得点王に輝きました。

途中で約3か月ゴールから遠ざかった時期もありましたが、復帰後に2試合連続2ゴールで巻き返す精神力を見せています。

試合後「前回の大会でくやしい思いをしたので、それをようやく晴らせた気がします」と語った上田選手。

4年前のカタールW杯でゴールを決められなかった悔しさを、この舞台で晴らしてみせました。

父から受け継いだ背番号18

代表で背負う背番号18には、父との深い絆が刻まれています。

父・晃さんは西ドイツ代表のユルゲン・クリンスマン選手に憧れ、社会人チームで18番をつけてプレーしていました。

その姿を見てサッカーを始めた上田選手は、ポジションも背番号も、ずっと父の真似をしてきたといいます。

代表の番号を9番から18番に変えたとき、「引退するまで一番特別な番号」と語っています。

ゴール後に両手を合わせるポーズも印象的ですが、本人いわく「自問自答に近い」もので、緊張しやすい性格を落ち着かせるためのルーティンだそうです。

だが私には、あの合掌の姿に、本人が意識していない「祈り」のようなものを感じてなりません。

それは前世の記憶が、魂の奥底で手を合わせているのかもしれません。

オランダとの不思議な縁

心理学者のユングは、因果律では説明できない意味のある偶然の一致を「シンクロニシティ(共時性)」と呼びました。

上田選手の歩みを見ていると、まさにこの言葉が浮かんできます。

オランダのフェイエノールトに所属し、オランダリーグで得点王に輝き、W杯ではオランダと同じグループに入って初戦で直接対決。

2度のビハインドから追いつく粘りを見せ、2-2で勝ち点1をもぎ取っています。

これほどオランダとの縁が重なるのは、偶然というには出来すぎてはいないでしょうか。

私が上田選手の前世を霊的に感じてみると、第二次世界大戦の時代に日本軍の兵士として南方の戦線にいた姿が浮かんできました。

その戦地はインドネシア。

戦った相手は、インドネシアを植民地として支配していたオランダでした。

インドネシア独立のために残った日本兵たち

日本はアジアの植民地を解放するという理想を掲げてインドネシアに進攻しました。

ですが実態として、オランダに代わる新たな支配者になった面も否定できません。

ロームシャと呼ばれる強制労働や食糧徴発で、数百万人規模の現地住民が過酷な環境に置かれました。

奇しくも先日、天皇皇后両陛下がオランダを訪問され、アムステルダムのダム広場にある戦没者記念碑に供花し、約1分半にわたって黙禱を捧げられました。

オランダでは今なお、戦争捕虜への日本軍の扱いに対する厳しい記憶が残っています。

天皇陛下は晩餐会で「将来に向けた平和への願いの下、両国が共に歩みを続けていくことを心から願います」と述べられました。

そうした暗い歴史がある一方で、光と影は表裏一体でした。

終戦後にインドネシアに残り、現地の人々と共にオランダからの独立戦争を戦った日本兵たちがいました。

約2,000人の元日本軍兵士が祖国に帰らず、インドネシア独立軍に加わったとされています。

そのうち約1,000人が戦闘で命を落とし、約1,000人が現地に帰化して根を下ろしました。

彼らの一部は、今もインドネシアの英雄墓地に眠っています。

残留の動機は人それぞれでしたが、中にはインドネシアの独立を心から願い、現地の人々と運命を共にする覚悟で残った者もいました。

武器を取り、かつての敵でも味方でもない、第三の道を選んだ日本兵たちの決断は、国家の論理を超えた「魂の声」に従ったものだったのではないでしょうか。

上田選手の前世は、そうした志を持った日本兵のひとりだったのではないかと感じています。

サッカーが結ぶ和解の物語

私がこの因縁に気づいたのは、Wカップでの上田選手の活躍する姿を拝見してからでした。

W杯で躍動する彼の映像を見ながら、ふと胸の奥に温かいものが込み上げてきたことを覚えています。

霊的に視てみると、彼の魂が長い時を経てかつて戦ったオランダの地に行き、今度は笑顔と歓声の中で新たな関係を築いています。

戦場で流した血は、ピッチで流す汗に変わりました。

憎しみの記憶は、友好の記憶に上書きされていきます。

かつて銃を持って戦った相手の国で、今度はボールひとつで人々を熱狂させ、喜びを分かち合っています。

戦争の時代には叶わなかった友好と信頼を、サッカーという共通の言葉で紡いでいく姿がそこにありました。

前世での対立を、今世では和解と友好に変える。

それこそが魂の成長であり、この世に生を受けた意味のひとつなのだと思います。

上田選手がオランダとの因縁を敵対ではなく友好へと転換している姿は、私たちひとりひとりにも大切なことを教えてくれます。

仏教には「怨親平等(おんしんびょうどう)」という教えがあります。

恨みのある相手も親しい相手も、等しく慈しみの心で接するべきだという考え方です。

上田選手の魂は、まさにこの怨親平等を体現しているように見えます。

前世で戦った相手の国民に愛される選手となることで、過去の対立を乗り越え、新しい縁を結んでいるのです。

あなたの人生にも響く「魂の因縁」

振り返ってみれば、私たちの日常にも「不思議な縁」を感じる瞬間がないでしょうか。

なぜかこの人とは初対面から打ち解けた。

なぜかこの土地に来ると懐かしさを覚える。

そうした感覚の奥に、前世からの繋がりが息づいているのかもしれません。

上田選手の歩みに触れて、ぜひ今日から意識してほしいことがあります。

まず、自分の人生に現れる「偶然の一致」に目を向けてみてください。

不思議な縁を感じたら、それは魂が送っているメッセージだと受け止めてみましょう。

次に、過去にわだかまりを抱えている人との関係を、和解の方向へ一歩だけ動かしてみてください。

相手に連絡を取るのでも、心の中で赦しの言葉を唱えるのでもかまいません。

そして、苦手な人や困難な状況に出会ったとき、「この縁にも学びがある」と捉え直してみてください。

見方が変わると、相手への感情も少しずつ変わっていきます。

さらに、自分が経験してきた挫折や遠回りを「魂が選んだ学びの道」として受け入れ直してみましょう。

上田選手がユース昇格を逃した挫折を経て得点王になったように、遠回りの先にしか見えない景色がきっとあります。

人生に訪れる困難は、魂が次のステージへ進むために自ら選んだ試練だと私は考えています。

その試練を乗り越えたとき、前世から続く因縁もまた、新しい形へと生まれ変わるのです。

W杯のピッチで両手を合わせる上田選手の姿に、言葉にならない祈りのようなものを感じます。

私たちもまた、目には見えない縁に導かれながら、この世で出会い、学び、そして成長を続けています。

あなたの人生に訪れる不思議な巡り合わせの中にも、きっと魂の声が響いているはずです。

その声に耳を澄ませるとき、人生は思いもよらない方向へと開かれていきます。

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