「足りている」という幻想
「必要な石油やナフサは確保されている」――。テレビをつけると、政府の要人たちが繰り返すこの言葉が、まるで呪文のように流れてきます。
しかし、あなたの町のホームセンターを覗いてみてください。
塗料用シンナーの棚がごっそり空になり、「お一人様1缶まで」「入荷時期未定」という貼り紙が貼られている光景を、すでに目にした方もいるのではないでしょうか。
食品用ラップやポリ袋は軒並み3割以上の値上げが発表され、建築現場では断熱材や配管部品の納期が「未定」と告げられる。
医療の現場ですら、使い捨ての注射器や輸液バッグの供給がひっ迫し始めているという報道が出ています。
「足りている」とは、いったい誰にとっての話なのでしょうか。
この構図を見て、私はある歴史を思い出さずにはいられません。
第二次大戦中、日本軍は兵站(へいたん)――すなわち補給の仕組みを著しく軽視しました。
「現地には食料が豊富にある。現地調達せよ」。
大本営はそう命じましたが、実際の戦地に潤沢な食料などあるはずもなく、多くの兵士たちが戦闘ではなく飢餓によって命を落としました。
「あるはずだ」という上層部の楽観が、現場の悲惨な現実を覆い隠してしまったのです。
今の日本政府の姿勢に、あの過ちの影が重ならないでしょうか。
「備蓄は232日分ある」「代替調達は進んでいる」――数字の上では確かにそう見える。
しかし現場では、シンナーが手に入らず工事が止まり、工場は減産に追い込まれ、医療用品の供給すらひっ迫し始めている。
「足りている」と言い続けることは、兵站なき進軍と同じ過ちを繰り返すことにならないか――私はそのことを深く危惧しています。
私はこのブログで、ホルムズ海峡の危機がまだ表面化する前から、読者の皆さんに「個人レベルでの備え」を繰り返しお伝えしてきました。
食料の備蓄、ガソリンの早めの給油、灯油の確保、そして何より「心の準備」を。
あの時、「そこまで大げさな」と思われた方もいたかもしれません。
しかし今、現実はすでにその「大げさ」に近づいています。
数字の裏側で起きていること
政府は「日本には約8か月分の石油備蓄がある」と強調しています。確かに、4月上旬の時点で国家備蓄146日分、民間備蓄80日分、産油国共同備蓄6日分の合計232日分が存在しています。
数字だけを見れば、安心できるように思えるかもしれません。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
ナフサは備蓄の対象外であり、民間在庫はわずか約20日分しかないのです。
ナフサとは、原油を精製して得られる石油化学の基礎原料です。
プラスチック、合成繊維、食品の包装材、医療器具、建築資材――私たちの日常を支えるありとあらゆるものが、このナフサから作られています。
国内のエチレンプラント12基のうち、4月上旬時点で6基が減産体制に入り、フル稼働を維持できているのはわずか3基という異常事態です。
三井化学、三菱ケミカル、旭化成といった大手化学メーカーが軒並み生産量を抑制しています。
その影響は川下に広がり、ポリエチレンやポリプロピレンなどの樹脂メーカーでも出荷制限や納期調整が本格化しています。
さらに深刻なのは、国家備蓄から放出されている原油の性質が、ナフサ生産に適していないという構造的な問題です。
製油所は限られた原油から、ガソリンや軽油の供給を優先せざるを得ない。
その結果、ナフサに回す分が減り、「原油はあるのにナフサが足りない」という矛盾した状況が生まれているのです。
政府自身も、流通段階において「一部に供給の偏りや目詰まりが生じている」と認めています。
これは「足りている」という言葉とは明らかに矛盾しています。
世界はすでに動いている
4月2日の時点で、IEA(国際エネルギー機関)の集計によれば、30か国近くがすでに節電対策に乗り出しています。韓国では大統領自ら、国民や企業に自動車の利用を控えるよう呼びかけました。
それに対して日本はどうか。
高市首相は「経済活動にブレーキをかけないような形で、今すぐ節約してくださいと申し上げる用意はない」と述べています。
ですが、長期化を見据え、無理のない範囲での需要の抑制策に舵を切るべきなのです。
政府が恐れているのは、オイルショック時の再来でしょう。
1973年、政府が紙の節約を呼びかけたことがきっかけで、トイレットペーパーの買い占めパニックが起きました。
あの教訓が、今の政府の慎重姿勢の根底にあることは理解できます。
しかし、「パニックを恐れて何も言わない」ことと、「冷静に現実を伝えて備えを促す」ことは、まったく別のものです。
むしろ情報が出てこないことが、SNSでの憶測やデマを生み、結果として混乱を深めているのではないでしょうか。
「備え」とは恐怖ではなく、愛である
私がこのブログで早くから備蓄を呼びかけてきたのは、恐怖を煽るためではありません。大切な人を守るためには、現実を直視する勇気が必要だと信じているからです。
仏教には「未然に防ぐ」という教えがあります。
『法句経』にはこうあります。
「賢者は、禍が小さいうちに備える。愚者は、禍が大きくなってから慌てる」と。
これは二千年以上前の言葉ですが、今この瞬間の日本にそのまま当てはまります。
政府は「まだ節約をお願いする段階にない」と言います。
しかし現場ではすでに、ガソリンの給油制限、建材の納期未定、工場の減産、医療用品のひっ迫が始まっている。
「まだ大丈夫」と言っている間に、備蓄は日々減り続け、代替調達の原油は遠いアフリカ喜望峰を回って通常より14日も余計にかかるルートを通ってきます。
この状況で「足りている」と言い続けることは、傷口に目を瞑って「痛くない」と言い聞かせるようなものです。
目に見えない世界からのメッセージ
スピリチュアルな視点から見ると、今回のエネルギー危機には深い意味があります。私たち人類は、あまりにも長い間、地球から「奪う」ことに慣れすぎてしまいました。
石油という地球のエネルギーを湯水のように使い、「便利さ」と「安さ」を追い求め、その恩恵を当然のものと思ってきた。
しかし本来、この地上に「当然のもの」など一つもありません。
空気も、水も、太陽の光も、すべては天からの贈り物です。
今回の危機は、私たちに「感謝を忘れていませんか」という、天からの問いかけではないでしょうか。
老子は『道徳経』の中で、こう説いています。
「足るを知る者は富む」と。
本当の豊かさとは、無限に消費し続けることではなく、今あるものに感謝し、必要な分だけをいただく慎ましさの中にあります。
政府が節約を呼びかける前に、私たち一人ひとりが自発的に「足るを知る」暮らしへとシフトすること。
それこそが、この危機を乗り越える霊的な鍵なのです。
今日からできる7つの備え
では、具体的に何をすればよいのか。私が読者の皆さんにお伝えしたい「今日からできる備え」をまとめます。
一、ガソリンは半分になったら給油する習慣をつける。
空に近くなってから慌てて給油するのではなく、余裕のあるうちに少しずつ補充するのが賢明です。
二、使い捨てのプラスチック製品を、繰り返し使えるものに切り替えていく。
たとえばラップの代わりにシリコン製の蓋や蜜蝋ラップ、使い捨てポリ袋の代わりに洗えるシリコンバッグを取り入れる。
すぐに切り替えが難しいゴミ袋などは、パニック買いではなく「計画的な備蓄」で少し多めに確保しておきましょう。
三、食料品は一週間分の余裕を持つ。
物流が滞れば、スーパーの棚が一時的に空になることもあり得ます。
四、電気やガスの使い方を見直す。
政府が呼びかける前に、自主的な節電・節ガスを始めましょう。
五、車の相乗りや公共交通機関の活用を心がける。
一人ひとりの小さな行動が、全体の消費量を減らします。
六、情報に振り回されない心を持つ。
SNSのデマやパニック情報に流されず、冷静に事実を見極める目を養いましょう。
七、感謝の祈りを日課にする。
毎朝、今日も電気がつくこと、水が出ること、ご飯が食べられることに手を合わせる。
その祈りが、あなたの心に光を灯し、周囲にも穏やかな波動を広げていきます。
嵐の中にこそ、光は差す
最後に、皆さんにお伝えしたいことがあります。この危機は、終わりではありません。
始まりです。
私たちが物質的な豊かさに依存してきた古い生き方から、魂の豊かさを軸にした新しい生き方へと移行するための、大きな転換点なのです。
夜明け前がもっとも暗いように、今の苦しみの先には、必ず新しい光が待っています。
大切なのは、その光を信じ、今できることを一つずつ積み重ねていくことです。
あなたの魂は、この時代を生きることを自ら選んで生まれてきました。
だからこそ、あなたにはこの試練を乗り越える力が備わっています。
どうか、自分自身の内なる光を信じてください。
そして、その光を周りの人にも分けてあげてください。
一人ひとりの小さな灯火が集まれば、やがてこの国全体を照らす大きな光になります。
私もまた、この場所から、皆さんと共に歩み続けます。
▼より深い学びのために
目に見えない世界の真実と、魂の成長について、私の著書『ソフィアの森で見つけた幸せの鍵』でさらに詳しくお伝えしています。
この不安な時代を、内なる光とともに歩むためのヒントが、きっと見つかるはずです。
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