台風25号が、今日21日の午後から夜遅くにかけて関東にいちばん近づく見込みです。
雨と風の音を聞きながら、家の中で不安に耐えているしかないと思っている方も多いはずですが、こういう日だからこそ出来る事があります。
今朝5時の時点で、台風25号は八丈島の南西240キロの海上にあって、時速20キロほどで北へ進んでいます。
中心気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートルという発表です。
台風の進路にあたる地域のみなさまが無事に過ごされるよう、まず祈ります。
こちらでは三日前に、お彼岸に台風や大雨が重なる霊的な意味という記事を書きました。
今日はその続きとして、大雨と大風がいったい何を洗い流しているのか、そして災害が軽くなるように祈るとき、その祈りはどこに向かって働くのかをお伝えします。
今日の午後がいちばん危ない時間です
明日22日の朝までの総雨量は、関東と伊豆諸島で300ミリ、東海で350ミリ、東北で200ミリと予想されています。
局地的には1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降る所も出ます。
昼前からは伊豆諸島と静岡県、東京、神奈川、千葉、埼玉で、昼過ぎからは茨城県で、線状降水帯が発生する可能性があるとの発表です。
同じ場所に雨雲が次々と流れ込んで何時間も居座る形で、去年も今年も、これで川が溢れた所がありました。
風のほうも、関東と東海では最大瞬間風速45メートル、伊豆諸島では50メートルが予想されています。
瞬間的に45メートルの風というのは、走っているトラックが横倒しになる強さです。
不要不急の外出は今日いっぱい控えて、安全な場所で過ごしてください。
川や用水路、崖や斜面の近くに住んでいる方は、暗くなる前に行動を決めておく事が命を守ります。
夜の避難がいちばん危ないので、迷うなら明るいうちに動いてしまう方が良いです。
停電の備えとして、懐中電灯と携帯の充電、浴槽に水を張る事、それに冷蔵庫を開ける回数を減らす心づもりだけでもしておくと、夜が違います。
ベランダの鉢植えや物干し竿、ゴミ箱のような飛ぶ物は、風が強まる前に家の中へ入れてしまってください。
道路のアンダーパスと地下の駐車場は、周りが浸かる前に水が集まってくる場所ですから、車で通る道からは今日は外しておく事です。
お住まいの市区町村の避難情報と、気象庁の警報は、今日は何度も確かめてください。
大雨は水の禊、大風は滞った念を払っています
水が穢れを祓うものだという感覚は、日本人の体に染み込んでいます。
神社の手水で手と口をすすぎ、滝に打たれて身を清める行が今も残っている通りです。
霊的に見ると、大雨はその禊が空から大地の全体に注がれている姿になります。
三日前の記事ではこの水の浄化までを書きましたが、台風で強いのは風です。
日本語では、目に見えない気の流れも人の噂も、どちらも「かぜ」と呼んできました。
風邪という字を当てるのも、外から入り込んでくる邪な気という見方から来ています。
風が通らない部屋の空気が重くなるのと同じ事が、人の想いの世界でも起こります。
怒りや恨み、諦め、他人への羨みといった想念は、その場所に澱んで溜まっていくものです。
誰かが住んでいた部屋に入った途端、理由もなく胸が重くなるという経験をお持ちの方は、その澱みを感じ取っています。
大風は、土地に溜まったその澱みを根こそぎ吹き飛ばしていく働きをします。
台風が抜けたあとの空が、やけに高く青く見えるのは、空気中の塵が落ちたからだけではありません。
その土地に貼りついていた重い念が払われて、光が届きやすくなっているからです。
日本の国土が、これだけ台風の通り道にありながら霊的に清い状態を保ってきたのは、毎年この禊を受けてきたからだと私は見ています。
荒れた空の下で、家の中で出来る事
外に出られない一日というのは、魂にとっては手が空いた一日です。
窓を叩く雨の音を聞きながら、もう手放してよい想いが自分の中に何であるかを、書き出してみてください。
言えないままになっている詫びの言葉、済んだ事への後悔、特定の誰かに向けた恨み。
大雨の日は、そうしたものを流す水が空から降ってきている日ですから、内側の禊が外側の禊に乗ります。
家の中の掃除も、この日は掃き出す方向に意味が出ます。
台風が抜けて晴れた朝に、家中の窓を開けて風を通す。
それまでのあいだに、部屋の隅に溜めていた不要な物を袋にまとめておくと、風が入った時に家の気が一気に入れ替わります。
祈りは台風を止めるものではありません
祈れば台風が消えると考えるのは、霊的な道理から外れています。
気圧と海水温と地球の自転が作っている現象を、人の願いで消す事は出来ません。
では祈りは無力かというと、そうではありません。
祈りが働くのは、天候そのものではなく、その中にいる人の側です。
もう少し様子を見ようと思っていた人が、なぜか急に荷物をまとめて高台へ向かう。
いつもは見ない防災の放送に、その日だけ手が伸びる。
救助に向かう人の判断が、数分だけ早く決まる。
災害の記録を読んでいると、助かった人と助からなかった人のあいだにあったのは、この数分と、この気の変わり方です。
守護霊や光の側の存在は、人の自由意志を無視して体を動かす事は出来ませんが、気づきを送る事は出来ます。
祈りは、その気づきが届きやすくなるように、こちら側から窓を開ける行いです。
だから災害の前の祈りは、自然を相手にするものだけではなく、進路にいる人たちの魂に向けて出すものでもあると考えてください。
自分の家の無事だけを願う祈りは、そこで止まります。
進路にあたる地域の人、避難所で夜を過ごす人、風雨の中で作業にあたる消防や電力の方々まで含めて祈ると、祈りは自分の魂も引き上げます。
祈りには、大勢の想いが同じ方向へ揃った時に強まる性質があるのです。
被災地に向けて全国で黙祷が捧げられる時、あの世の側から見ると、その土地の上に光の柱が立ちます。
同じ時刻に大勢で祈る意味はここにあって、今日なら雨がいちばん強まる午後の時間に合わせるのが良いです。
災害が軽減されるための祈りの言葉
声に出しても、心の中で読むだけでも構いません。
手を合わせて、進路にあたる土地と、そこにいる人たちを思い浮かべてから唱えてください。
> 根源の光よ。人々を守り導く高級霊たちよ。
> この嵐が、この国の澱みを祓う禊となり、人の命を損なうものとならぬよう願います。
> 川のほとりに、崖の下に、低い土地に暮らす人々の魂に、逃げるべき時を知る気づきが届きますように。
> 風雨の中で人を助けに向かう方々が、守られて無事に家へ帰れますように。
> 亡くなった方があれば、その魂がまっすぐに光の世界へ導かれる事を願います。
> 私も今日一日、慌てず、周りの人を思いながら過ごします。
最後の一行は、祈りを自分の行いに結ぶための言葉です。
願うだけで終わると祈りは宙に浮きますから、自分が今日何をするかを一つ添えて閉じます。
台風25号は、明日には関東から離れていきます。
大雨と大風は、この国の土地と人の想いに溜まった澱みを洗い流すための禊です。
祈りは天候を変える術ではなく、その中にいる人の魂に気づきを届かせるための窓の開け方です。
今日いちばん確かな備えは、暗くなる前に安全な場所を決めておく、その一点に尽きます。
どうか進路にあたるみなさまが、無事にこの一日を越えられますように。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。
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