「守護霊」「補助霊」「指導霊」
霊的な世界に触れていると、よく耳にする言葉です。
けれども、それぞれがどう違い、どんな役割を担っているかを、しっかり整理して語ってくれる場面は、意外なほど少ないものです。
霊能者の方が「あなたの守護霊はご先祖様です」とおっしゃるとき、その言葉は本当に正確なのでしょうか。
今日は、霊的な構造を丁寧に解きほぐしながら、三種の存在の違いをお伝えしていきます。
守護霊様|魂の兄弟のような、もっとも近しい存在
守護霊様とは、地上で生きるあなた一人ひとりについてくださっている、もっとも近しい霊的存在です。
私たちの魂は、大本をたどれば、根源の神仏から枝分かれして生まれてきました。
その枝分かれの中で、特にあなたと近い場所から発生した魂が、いまの人生で守護霊様としての役を務めてくださっているのです。
たとえてみれば、植物の枝に茂る何枚もの葉っぱのうち、隣り合った一枚一枚がひとつの魂のグループを形づくっています。
そのグループの中の一枚が、いまの肉体に宿ったあなた。
すぐ隣の一枚が、霊界からあなたを見守る守護霊様。
そんな関係性として捉えていただくと、感覚的にもしっくり来るはずです。
守護霊様は、生涯ずっと同じ方
守護霊様は、原則として、あなたの一生にわたって同じ方が寄り添ってくださいます。
「途中で守護霊が交代する」という話を耳にすることもありますが、それは多くの場合、後ほど触れる指導霊様が交代するケースを指しています。
魂の家族として深い縁を結んできた方が、生まれる前からあなたの担当として霊界に残り、地上の旅をずっと見守ってくださっているのです。
補助霊|身近な肉親が、ときどき手を貸してくださる存在
霊能者の方が「あなたにご先祖様がついています」とおっしゃるとき、それは正確には補助霊と呼ぶべき存在を指しています。
補助霊とは、亡くなられたご祖父母やご両親、深い縁のあった親族などが、地上のあなたを時おり気にかけ、必要な場面で手を貸してくださる霊的存在です。
守護霊様とは異なり、人生の全体像を俯瞰する立場ではありません。
むしろ、暮らしのなかの局面で「ここはちょっと手を貸してあげようか」とそっと寄り添ってくださる、温かなサポーターです。
大きく分類すれば守護霊と呼ぶこともある
霊的な働きとして、補助霊も広い意味では「守護してくれている霊」のひとつです。
そのため、霊能者の方が分かりやすさを優先して、補助霊のことを守護霊と呼ばれるケースもあります。
けれども厳密には、魂の兄弟である守護霊様と、肉親としての補助霊は、立場と役割が異なるのだと覚えておくと、霊的な世界の見え方が一段クリアになります。
指導霊様|専門分野を授ける、霊界の教官のような存在
三つ目の存在が、指導霊様です。
守護霊様が個別の家庭教師のような全般的な存在だとしたら、指導霊様は、音楽の先生、絵画の先生、料理の先生のような、専門分野を担当する教官のような存在です。
地上の人間が、ある分野で真剣に努力しているとき、その分野に深い実績を持つ霊人が、霊的に指導役として近づいてきてくださいます。
努力する人のもとに、ふさわしい指導霊様が降りる
たとえば、将来ピアニストを目指して練習に励んでいる方がいたとします。
その方の使命にこの道がふさわしく、ご本人も日々真剣に努力されているなら、生前にピアニストとして人生を歩んだ霊人が、指導霊様としてそっと降りてきてくださるのです。
同じように、外国語を本気で習得しようと取り組んでいる方には、その言語圏で生きた霊人が、霊的に語法のヒントを送ってくださることがあります。
料理の道を究めようとする方には、過去の名匠が、味の調えかたについてインスピレーションを差し出してくださるのです。
指導霊様は、必要に応じて入れ替わる
守護霊様が一生変わらないのに対して、指導霊様はあなたが取り組む分野や、人生のステージによって、入れ替わることがあります。
音楽から絵画へ転向すれば、それまでの音楽の指導霊様にお礼を申し上げて、絵画の指導霊様が新たに降りてきてくださるイメージです。
「途中で守護霊が変わった気がする」と感じる方の多くは、実はこの指導霊様の交代を、感じ取られているのです。
三つの存在を、暮らしの中でどう活かすか
霊的な構造を整理しただけでは、ただの知識で終わってしまいます。
三つの存在それぞれと丁寧に関わっていくことで、人生の歩み方は確かに変わっていきます。
守護霊様には、人生の大きな節目で、心の底から「お知恵をお貸しください」とお願いする。
補助霊である亡き祖父母には、お盆や命日に、近況報告を兼ねて手を合わせる。
指導霊様には、自分が真剣に取り組む分野で、最後の最後まで誠実に努力する姿勢で応える。
そうして三つの霊的な縁を、それぞれにふさわしいかたちで大切にしていくことが、人生に深みと温かさを添えていきます。
今日からできる、三種の存在に礼を尽くす実践
具体的な作法を、最後にまとめておきます。
一つ目は、夜眠る前に「守護霊様、いつも見守ってくださりありがとうございます」と心の中でひと言。
二つ目は、亡くなられた肉親を思い出す瞬間があれば「いつも気にかけてくださりありがとうございます」とそっと手を合わせる。
三つ目は、自分が真剣に取り組んでいる分野での努力を、目に見える成果のためだけでなく「指導してくださる霊人への礼」として丁寧に積み重ねていく。
この三つを暮らしに編み込んでいけば、霊的な通路は確かに育ち、人生の流れに見えない手の温もりが感じられるようになります。
あなたは、三層の霊的な手に支えられている
守護霊様、補助霊、指導霊様。
名前は違えど、どの存在も、あなたの魂の旅を温かく見守り、支えてくださる方々です。
地上を歩む私たちが感じる孤独は、実はとても表面的なものに過ぎません。
あなたの背後には、層を成すように、いくつもの霊的な手が、いまも静かに差し伸べられています。
あなたの今日が、その温かい三層の支えに、少しだけ意識を向けて歩む一日になりますように。
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守護霊・ハイヤーセルフの全体像をまとめた完全ガイドはこちらでご覧いただけます。
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