青森沖の地震と迫る台風。今こそ祈りと備えを

2026年6月25日木曜日

自然災害 地震 予知・予言


今朝、東北の海が大きく身じろぎしました。

青森県で最大震度六強。午前七時半、まだ多くの人が一日の始まりに立っていた時間です。

この一報を受け取ったとき、私の胸をよぎったのは驚きよりも、「ああ、やはり」という感覚でした。

以前にもこのブログで、私は東北から北海道にかけての太平洋側を、これから先も心に留めておきたい土地として書いてきました。

理屈で説明できる話ではありません。けれどこのあたりに目を落とすと、海の底でまだ眠りきっていない大きな力が、ゆっくり寝返りを打っているような感触がずっとあったのです。

今朝の揺れは、その感触が気のせいではなかったことを、私に突きつけてきました。

当たってほしくない予感ほど、書く手が重くなります。それでも記すのは、一人でも多くの方に、心と暮らしの支度を整えておいてほしいからにほかなりません。

不安をあおりたいのではありません。むしろ逆です。感じているからこそ、淡々と支度をしてほしい。怖がることと備えることは、まるで違う心の働きですから。

今朝、青森で何が起きたのか

気象庁によれば、震源は岩手県沖、深さはおよそ四十四キロ、マグニチュードは7・2と推定されています。青森県階上町で震度六強、八戸市で六弱を観測しました。

幸い、大きな津波の心配はないと伝えられています。それでも沿岸では海面のわずかな変動が起こりうるとされ、しばらくは海に近づかない判断が賢明でしょう。

そして見落としてはならないのが、気象庁が「今後一週間ほどは、最大で震度六強ほどの揺れに注意してほしい」と呼びかけている点です。

大きな地震のあとは、しばらく地中の均衡が揺らぎます。今日を越えたら安心、という話ではありません。

なぜ私はこの海域を見つめ続けてきたのか

霊的に見ると、大地もまた一つの生命です。私たちが呼吸し、ときに身体の凝りをほぐすように、地球もまた長い時間をかけて自らを整えています。地震は、この星が生きている証でもあるのです。

地球が大きく姿を変えていく時代を、私は以前から「アースチェンジ」と呼んできました。

気候も、海も、地中の動きも、これまでの「当たり前」の枠からはみ出し始めています。

人の心がせわしなく、分断と不安に傾くほど、その揺らぎは外の世界にも映し出されるように私には見えるのです。

だからこそ、自然の荒々しさを前にして問われているのは、私たちが互いをどれだけ思いやれるか、という一点なのだと思います。

宮沢賢治は、あの「雨ニモマケズ」の中で、こう綴りました。

「東ニ病気ノコドモアレバ 行ッテ看病シテヤリ」。災いの予感を前にして賢治が描いたのは、逃げ惑う姿ではなく、誰かのそばへ歩いていく後ろ姿でした。

怖れに飲まれるのではなく、人を思う心へと転じていく。私はここに、災害の時代を生きる私たちへの、ひそやかな道しるべを感じます。

東北の土地は幾度も大きな試練をくぐり、そのたびに人と人とが支え合って立ち上がってきた記憶を宿しています。

痛みの記憶があるところには、再び備える知恵も眠っています。だからこそ、警告を恐怖としてではなく、慈しみとして受け取ってほしいのです。

もう一つの試練。南から近づく台風

天を仰げば、今度は南の海から台風七号が近づいています。

沖縄や奄美はすでに暴風の領域に入りつつあり、九州北部では大雨が続いて、土砂災害への厳重な警戒が呼びかけられています。

本州でも、週の後半にかけて雨脚が強まる見込みです。

ここで心に刻んでおきたいことがあります。

地震で揺さぶられた地盤は、ふだんよりも水を含みやすく、崩れやすくなっています。

そこへ大雨が重なれば、斜面はいつも以上にもろくなる。一つひとつは耐えられても、災いは重なったときにこそ牙をむきます。

崖や川のそば、低い土地に暮らす方は、明るいうちに避難の道筋を確かめておいてください。

「まだ大丈夫」という言葉は、いちばん身近で、いちばん危うい誘惑です。

試練が重なるとき、人はつい「自分ひとりで抱えなければ」と肩に力を入れてしまいます。

けれど災害の時代を生き抜く知恵は、その逆にあります。

声をかけ合い、頼り、頼られる。隣の高齢の方に「何かあったら一緒に逃げましょう」と伝えておく。

その一言が、いざという夜に、いくつもの命を結び直す綱になります。

今日からできる、小さな備え

霊的な話だけで終わらせるつもりはありません。

魂を守るのは、案外、地に足のついた一手の積み重ねです。今日のうちに、次のことを手にしてみてください。

  • 寝室の安全を整える。背の高い家具を固定し、枕元に靴と懐中電灯を置く。夜中の揺れは、足もとの暗さがいちばん怖いものです。
  • 水と携帯トイレを最低三日分。飲み水は一人一日三リットルが目安。モバイルバッテリーも満たしておきましょう。
  • 家族との約束を決める。はぐれたときの集合場所と連絡手段を、今夜ひとつ決めておく。それだけで、いざという時の心の揺れがやわらぎます。
  • ハザードマップを開く。自宅が土砂や浸水の危険区域にあるか、避難所までの道を一度たどっておく。
  • 早めに動く勇気を持つ。危険が迫る土地にいるなら、夜になる前に身を移す。空振りでかまいません。空振りこそ、いちばん上等な備えです。

どれも特別な道具はいりません。必要なのは、「今日やっておこう」という、ささやかな決心だけです。

災いが和らぐようにという祈り

最後に、祈りを添えます。声に出しても、心の中でそっと唱えても構いません。

 大地よ、どうか鎮まりたまえ。

 荒ぶる風と雨よ、どうか和らぎたまえ。

 いま揺れの中にいる人、水のそばで眠れぬ人の上に、
 あたたかな光が差し込みますように。

 助けに向かう人の足が守られ、
 離ればなれの家族が、また同じ食卓に戻れますように。

 失われかけている命の一つひとつに、
 もう一度、明日が巡ってきますように。

祈りは、何もしないことの言い訳ではありません。

心を整え、手を動かし、隣の人に「気をつけてね」と声をかける。その一連の営みのすべてが、目に見えない場所で確かに響き合っていると、私は信じています。

どうか、今日を無事に過ごしてください。そして読み終えたら、あなたの大切な人に、いますぐ一言を届けてください。

その小さな声かけが、誰かの明日を守る、いちばん最初の備えになります。

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