理由の分からない気分の沈みが続く。急に怒りが湧いてくる。身体が重くて、何をしても晴れない。
そんな日が重なると、もしかして自分は憑依されているのではないかと、不安になったことはないでしょうか。
今回は、自分でできるセルフ除霊の方法を、霊的な仕組みの説明から順にお伝えします。特別な道具も、難しい修行も必要ありません。
憑依されやすい状態のサイン
この世界には、波長同通の法則と呼ばれるものがあります。憑依する霊と憑依を受ける人の波長が近く、通じ合うものがあるからこそ、憑依が起こるという法則です。
似た波長の者同士が引き合い、互いに影響し合うのですね。ですから憑依を受けやすいのは、怒りや悲しみ、不平不満といったネガティブな想念が、心のなかで長く続いているときです。
疲れが溜まっているときや、睡眠不足やお酒で意識がぼんやりしているときも、影響を受けやすくなります。心当たりがあるなら、まず休むことも立派な憑依対策です。
また、縁の法則も関係しています。生前に親しい間柄であったり、肉親であったり、亡くなられた場所に行くなど、その方とどこかで縁が生じている場合に影響を受けやすくなるのです。
暗い感情が湧いてきたら、一度我に返って見つめ直してみましょう。この感情ははたして自分のものか、それとも外から来ているものかを確かめてみるのです。
ご自身が憑依を受けているかどうかのチェックについては、「あなたも憑依されてる?憑依を見抜く4ポイント」の記事も参考にされてください。
除霊と浄霊の違い
除霊とは、憑いている霊を取り除いて、どこか他所へ行ってもらうことです。一方の浄霊は、霊を説得して、光の世界へと導くことを指します。
取り除くだけでは、霊は行き場を失ったまま彷徨い続けることになります。憑いた霊も救われていく浄霊のほうが、より深い解決だといえるでしょう。
霊的に見ると、憑依してくる霊は、積極的に悪をなそうとする者ばかりではありません。亡くなってどうしてよいか分からず、溺れる者が藁をつかむように、縁のある人にしがみ付いている場合も多いのです。
私がスピリチュアルメッセージとして受け取った内容では、人の心はランプにたとえられていました。光を灯していても、次第に煤けてきて、なかの光が漏れなくなり、暗くなっていくというのです。
昔から様々な宗教で、反省や懺悔や禊によって心の曇りを晴らすよう説かれてきました。それらはただの迷信や道徳ではなく、霊的な実際の法則を元にした実践方法なのでしょう。
自分でできるセルフ除霊の手順
それでは、自分で行える範囲でのセルフ除霊の実践をお伝えします。順番どおりに進めれば、そのまま浄化の時間になるように組み立てました。
静かな環境を整える
まず、テレビや音楽など騒がしいものを止めて、静かな部屋に身を置きます。正座でも椅子に座ってもよいですし、横になっても構いません。
部屋の空気がよどんでいると感じたら、先に窓を開けて換気をしておきましょう。新しい空気は、それだけで場を軽くしてくれます。
光を吸い込む呼吸を続ける
鼻から大きく息を吸い込み、口からゆっくり吐き出す呼吸を続けます。吸うときには空中の光を吸い込むイメージ、吐くときには身体に溜まった排気ガスのような毒素や疲れが出ていくイメージです。
これを数分間、深くリラックスできたと感じられるまで繰り返してください。
全身を光で包むイメージをする
次に、光の球が空から降りてきて、頭頂から入ってくるのをイメージします。光が徐々に身体を降りていき、やがて全身が光に包まれるところまで思い描いてください。
自分が光で満たされるほど、暗いものは居場所を失っていきます。焦らず、ゆっくり味わうように行いましょう。
守護霊に祈る
最後に、守護霊への祈りで締めくくりましょう。
「日々お守りいただきありがとうございます。自分の悪いところは正していきます。どうか悪いものから守っていただけますようお願いいたします」
このように祈って終わります。祈りは取引ではなく、守ってくださる存在への感謝と、自分を正していく決意の表明です。
反省で心の曇りを晴らす
セルフ除霊の中心にあるのは、じつは反省です。いままでの考え方や行動を振り返り、素直に謝罪の念を持つことで、心の曇りが晴れていきます。
悪霊などの憑依を受ける場合の多くは、ネガティブな想念が心に曇りをつくり、その曇りが憑依の原因となっています。煤を払うように曇りを取っていくと、自然と憑依霊もはがれていくのです。
そして曇りが晴れてくると、雲が去って日が射してくるように、守護霊とも同通しやすくなります。守っていただく力が強く働いて、新たな憑依を防いでくれるようになるでしょう。
塩や入浴、生活リズムで整える
補助として、粗塩をひとつまみ入れた湯船にゆっくり浸かるのもよい方法です。塩は昔から清めに使われてきました。
あわせて、夜更かしを減らして朝の光を浴びるなど、生活リズムも立て直してみてください。心と身体が整うほど、波長は自然と明るいほうへ向かいます。
やってはいけないこと・注意点
いちばん気をつけたいのは、恐怖にのめり込まないことです。怖い怖いと思い続けると、その恐怖の波長がかえって暗いものと同通してしまいます。
高額な料金を取って除霊を繰り返させるような相手に、頼り続けるのも考えものです。霊能者に依頼して一度霊が離れたとしても、本人の心が変わらなければ、また似たような霊を引き寄せてしまうからです。
そして、心や身体の不調がすべて霊のせいだとは限りません。つらい状態が続くときは、医療機関にも相談してください。霊的な取り組みと医療は、どちらも大切にしてよいものです。
専門家に相談する目安
セルフ除霊を続けても状態が重いままで、眠れない日が続くなど日常生活に支障が出ているなら、一人で抱え込む必要はありません。まずは医療機関で心身の状態を確認し、そのうえで信頼できる相談先を探すとよいでしょう。
相談先を見分けるものさしは、あなたを依存させようとするかどうかです。信頼に足る相手ほど、あなた自身の心の力を育てる方向へ導いてくれます。
セルフ除霊のよくある質問
セルフ除霊は毎日行ってもいいですか?
毎日行っても差し支えありません。むしろ寝る前の習慣として続けるほうが、心の曇りが溜まりにくくなります。
塩やお守りだけで除霊できますか?
塩や入浴はあくまで補助です。波長同通の法則から見れば、根本は本人の心の状態にありますから、反省と光のイメージを中心に据えてください。
除霊しても、また憑依されることはありますか?
あります。心のあり方が元のままだと、似た波長の霊を再び引き寄せてしまうためです。だからこそ、他人任せの除霊ではなく、自分の心を変えていくセルフ除霊に意味があります。
おわりに 光はあなたの内にあります
憑依というと恐ろしいものに聞こえますが、見方を変えれば、心の曇りに気づかせてくれるサインでもあります。曇りを晴らせば、あなたの内の光は必ず輝きを取り戻すでしょう。
今日からできることを挙げておきます。
- 寝る前に数分、光を吸い込む呼吸を行う
- 一日を振り返り、心に引っかかったことをひとつ反省する
- 朝に窓を開けて換気し、部屋と心に新しい空気を入れる
- 守護霊への感謝の祈りを、短くてもよいので続ける
自分でできる除霊と浄化の作法は、生霊・悪霊・憑依から身を守る完全ガイドにもくわしくまとめました。
あなたが暗いものへの恐れから自由になり、守護霊とともに明るい波長で歩んでいけますように。心から願っています。
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