楽観論が失敗する理由|「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」

2020年12月8日火曜日

自己実現 成功


物事を楽観的にとらえるのは良いことと考えられますが、失敗の原因ともなる要素です

スピリチュアルでも物事を明るく考え、楽観的に見ていくのがよいとされます

そうすれば明るい物事が引き寄せられてくると言う考えです

実は大きな失敗の中には、この楽観視が原因となるケースが多いのもまた真実です

将来を非常に楽観的に考えている人が一番多いと思えるのは、どんな人たちかと言うと、多重債務者とか金融のブラックリストに載っている人や、毎日パチンコや競馬などギャンブルに明け暮れている人に多いです

借金を重ねて多重債務者となっている人には、「未来は何とかなるものだ」と楽観的に考えている人が実に多いです

何とかなるはずだからと深く考えずに、いま好きな事をしようと思うわけです

ですが、やがてにっちもさっちも行かなくなって、苦しくなっていきます

ギャンブルにのめり込んでいる人も同じで、大損したとしても、次は当たるだろうとか、もうじき取り返せると安易に考えることが多いです

借金を重ねる人も、ギャンブルにのめり込む人も、同じ傾向の人が多くて、重なっているケースも多いでしょう

彼らに共通するのは、自分勝手な楽観論を持っており、将来は良い事が起こる、何とかなるものだと思う傾向が強いです

ですが真面目な方ですと、将来に備えて貯蓄したりとか、保険に入ったりなど、未来の危機に備えているはずです

将来困る事にならないか考えて、今のうちに手を打っておこうと考えるでしょう

これはある意味、将来の危機を考え、悲観的な予想をしているとも言えます

将来起こるかも知れない危機に備えるために、保険などに入るわけです

このように将来の危機に備えておくことで、難局を乗り越えていこうとする考えは正しいのです

国家レベルでもそれは言えます

たとえば今、新型コロナが再流行を見せていますが、これは当初にこのウイルスを甘く見ていて、外国からの流入を許したことが大きな失敗になっているでしょう

私の方では1月の時点で政治ブログなどで、このウイルスの危険性については指摘していましたが、マスコミなどではウイルスについてほとんど取り上げられていませんでした

ようやく取り上げられるようになったと思っても、どのマスコミもたいしたことがないとか、ただの風邪のウイルスだというような報道をはじめはしていたのです

そのため政府もほとんど危機意識を持たずに、中国などの外国から人の流入を続けて、結果的に国内に蔓延させてしまったのです

中国やWHOの言う事を信じていなかった台湾などは、はじめから厳しい入国制限などの措置を取っており、そのため感染はほとんど無く、経済的な損失もほぼ無くていられるのです

日本は一旦流入させたため、経済を止めて流行を抑えなくてはならなくなったり、感染の危機と経済の危機両方を持ってしまっています

これなども楽観視していたため、失敗を招いてしまった事例です

ポジティブであることはよいですが、自分に都合よく物事を考えてしまうのは躓きのもとになります

これは個人や国家だけでなく、もちろん企業経営についても言える事です

あまり将来の計画について楽観的な見通しをしていると、倒産の危機に直面してしまいます

京セラや第二電電(現KDDI)の創業者で、JALの再建も成し遂げた稲盛和夫氏はこう言っています

「楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する」

まず新しいことを始めるには、楽観的に構想することでいろんなアイディアが出てきます

しかし、夢想的な構想だけでは現実には合わないため、計画は悲観的に考え、最悪の事態も想定しておかなくてはなりません

ですが、悲観的なだけでは、次に現実に実行するには勇気が出ませんので、ここでまた楽観的に戻って実行する必要があるのです

このように稲盛さんは言われています

ただこれだと長くなるので、備えは悲観的に行い、心は楽観的(ポジティブ)でいる事が大切なのではないかと言い換えてよいかと思います

将来に対して自分勝手な楽観論を持っていると、いざ危機が訪れたときには傷を大きくしてしまいます

あくまで悪い状況も想定しつつ、心持は明るくポジティブである事が大切でしょう

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