2019年2月24日日曜日

心の奴隷となることなく 心の主となれ



「心の奴隷となることなく 心の主となれ」


この時の心というのは、私たちを動かしている衝動を言います

自我から生じる食欲、飲酒欲、賭博欲、性欲、睡眠欲、名誉欲、そうした様々な欲に振り回されています

さらに感情に振り回され、怒りや悲しみに振り回されることもあります

このように人は諸欲や感情に動かされて、その奴隷となっていることがあります

私たちは意識し、自覚しない限り、そうした衝動に動かされて、ただ心に従っているだけの奴隷状態となります

自身を振り返って見て、心に振り回されることなく、統御していくことこそ、心の主となっていくことです

心は暴れ馬のように、暴れまわりますが、上手な統御者によっておとなしい馬となり、人を乗せて目的地まで走るようになります

手が付けられず暴れたままであるならば、どこにも迎えず、その場で立ち往生するしかありません

目指すべきところへ進むのなら、この暴れ馬を手なずけて、乗りこなさなくてはなりません

心に振り回せていいては真の自由ではありません。心を自分で手綱を引き、コントロールしてこそ真の自由があります

関連記事



1 件のコメント:

  1. この「心の主となれ」が
    このブログの中でも一番の教訓になる。
    以前、就職活動中や取引先との仕事を得るための駆け引きで、相手方に利用されてしまいそうになり、ショックを受け、
    心がヤスリで引っかかれるような気分になったことがあります。

    毎日、様々な出来事に惑わされるけど、
    情動に揺れ動かされないように出来たらと思う。

    返信削除

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。