まだ幼い、未成年のうちにお子さんを亡くされた方からのご相談をいただくことがあります。
その手紙を読むたびに、私は言葉を選ぶ手が止まります。
どんな言葉も、その悲しみの深さの前では小さく感じられるからです。
それでも、ひとつだけ最初にお伝えしたいことがあります。
お子さんが亡くなったのは、あなたのせいではありません。
あなたがもっとこうしていればと自分を責める夜があるなら、その問いに対して、私ははっきりとちがうとお伝えしたいのです。
今日は、早く亡くなった子供は生まれ変わるのかというご質問に、私なりの見方でお答えしてみたいと思います。
すぐにまた自分の子供として生まれてきてほしい。
そう願う親御さんの気持ちは、痛いほどに伝わってきます。
その願いを抱くこと自体が、深い愛のあらわれです。
幼くして旅立った魂は、どこへ向かうのか
幼くして亡くなった魂や、事故などで突然この世を去った魂は、比較的早く、数年のうちにふたたび生まれてくることがあるようです。
長い人生を生ききった魂とは、あの世での過ごし方が少しちがうのだと私は感じています。
この世での時間が短かったぶん、もう一度学びの場へ向かおうとする動きが、わりあい早く起こることがあるのです。
たいていの場合、魂は別の環境を目指して生まれていきます。
けれども、それは決して、あなたとのつながりが薄かったからではありません。
魂はそれぞれに、今回学びたいテーマや、出会いたい人を選んで生まれてきます。
あなたのお子さんも、自分にとって必要な道を選び取って、また歩みはじめているのだと思っていただきたいのです。
同じ親のもとへ、ふたたび生まれてくること
非常にまれではありますが、亡くなったお子さんが、何年かのちに、ふたたび同じ親のもとへ生まれてくるケースもあるようです。
親と子のつながりがことのほか深い場合に、そうしたことが起こると私は聞いています。
かつて一緒に過ごせなかった時間を、もう一度ともに歩みたい。
そんな魂の願いが、同じ家庭への再会を引き寄せることがあるのです。
ただ、もしお子さんがあなたのもとへ戻ってこなかったとしても、どうかご自分を責めないでください。
本人のもとに生まれ直すことがなくても、その魂が別の家庭であたたかく迎えられ、幸せに育っていることもたくさんあります。
あなたのお子さんは、どこかで笑っています。
その光景を、ときどき思い描いてみていただきたいのです。
たとえ同じ家に戻らなくても、その子はどこかの空の下で、たしかに幸せに生きています。
悲しみは、否定されるものではありません
子を亡くした親の悲しみは、この世のどんな悲しみとも比べられないものだと私は思います。
その悲しみは、決しておかしなものではありませんし、乗り越えなければならない欠点でもありません。
深く悲しむということは、それだけ深く愛したということです。
ですから、まずはその悲しみを、無理に押し込めようとしないでください。
ときに、親があまりにも強い悲しみを抱きつづけると、お子さんの魂がその波動に引き寄せられ、光の世界へ還る歩みがゆっくりになることがあると言われます。
けれども、これを悲しんではいけないという意味に受け取らないでいただきたいのです。
悲しみは自然なものですし、流れる涙には、それ自体に心を癒やす力があります。
私がお伝えしたいのは、その悲しみを、いつか少しずつ祈りへと変えていけたら、ということです。
泣いた夜のあとに、あの子が幸せでありますようにと祈れる朝が、少しずつ増えていく。
その移ろいが、あなた自身にとっても、旅立ったお子さんの魂にとっても、やわらかな光になっていきます。
今日からできること
悲しみの渦中にいるあなたに、大きなことは何ひとつ求めません。
もし少しでも心が動いたら、ためしてみていただきたい小さなことを五つだけ書いておきます。
一つ、お子さんの名前を、声に出して呼んでみてください。名前を呼ぶことは、その子がたしかに存在したという、何より確かな証です。
二つ、悲しい日は、思いきり悲しんでかまいません。涙を流すことを、自分に許してあげてください。それは弱さではなく、愛の深さです。
三つ、一日のどこかで、あの子の幸せを祈る時間をひとつ持ってみてください。ほんの数秒で十分です。どうか幸せにと、心の中で伝えるだけでいいのです。
四つ、お子さんが好きだったものを、ひとつそばに置いてみてください。好きだったお菓子でも、おもちゃでも。その子との時間は、なくなってはいません。
五つ、つらいときは、誰かに気持ちを話してください。ひとりで抱え込まないこと。それは、あなた自身をやさしく守ることでもあります。
祈りは、きっとあの子に届いています
早く亡くなった子供は生まれ変わるのか。
その答えとして私がお伝えしたいのは、お子さんの魂は、いつか必ずまた新しい人生へと歩み出していく、ということです。
それがあなたのもとであっても、別の家庭であっても、その子の魂が無事に光の世界へ還り、次に生まれてくるときに幸せな人生となるよう願うこと。
その祈りは、時間や場所を越えて、きっとお子さんに届いています。
あなたが少しずつ穏やかさを取り戻していくその姿は、旅立ったお子さんにとって、何よりの安心になります。
どうか、ご自分を責めないでください。
あなたは、たしかに一人の魂を、深く深く愛したのです。
その愛は、これからもずっと、あなたとお子さんをつないでいきます。
幼くして旅立った子の行方は、家族・親子のカルマ完全ガイドのなかでもそっと触れています。
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