クローゼットの奥に、もう何年も袖を通していない服が眠っていませんか。
引き出しの底に、別れた相手の写真や、見るたびに胸が重くなる思い出の品が押し込まれていませんか。
「なんとなく捨てられない」その感覚の正体を、今日は霊的な視点からお話しします。
物を手放すことが、なぜあなたの波動を上げるのか。その仕組みがわかると、片付けは単なる家事ではなく、魂を軽くする行為に変わります。
断捨離とは何か。ヨガの修行から生まれた言葉
ご存じない方のために、まず断捨離の意味からお伝えします。
断捨離とは、家や部屋にある要らなくなった物、使っていない物を減らし、暮らしと人生を調和させていこうとする考え方です。
これは「やましたひでこ」さんが提唱した言葉で、ただの掃除や整理整頓とは一線を画します。
元になっているのは、インドのヨガの行法にある「断行」「捨行」「離行」という三つの修行です。
断とは、入ってくる要らない物を断つこと。
捨とは、家にずっとある要らない物を捨てること。
離とは、物への執着そのものから離れること。
不用な物質を断ち、捨てることで、物への執着を手放し、身軽で快適な生き方を取り戻す。それが断捨離の核心です。
なぜ要らない物が、あなたの波動を下げるのか
家の中に不要な物や使わなくなった物があると、そこで気が滞ってしまいます。
悪い氣というのは、物に染み付くものなのです。
テレビでときどき、いわゆるゴミ屋敷が紹介されますね。ああした場所はやはり気が淀んでいて、住んでいる人にも良くない影響が出てきます。
物には、それを使った人の感情や、流れた時間が記憶として宿ります。役目を終えた物を抱え込むことは、過去の重りを背負い続けることと同じなのです。
ここで波動の話をしましょう。
断捨離は、波動を上げるというより、波動を下げる物を取り除く作業だと考えてください。
重りを下ろせば、風船は自然に浮き上がります。あなたの魂も同じです。
下げている物を捨てることで、結果として波動が上がっていく。だから質問への答えは、はっきりと「有効です」となります。
新しい人生の前に、過去の物を手放す
物だけではありません。新しい人生へ踏み出すときには、昔の写真や思い出の品も整理することをおすすめします。
たとえば恋人と別れたとき。その人からもらった物や、二人で写っている写真は、思い切って処分したほうがいい。
なぜなら、元の相手とのつながりを示す物を持っていると、それが新たな一歩の邪魔をすることがあるからです。
新しい出会いは、心の余白が生まれたところにやってきます。
嫌な思い出が残る物も同じです。
引き出しの奥にしまい込んだまま、見ないようにしてやり過ごすのではなく、思い切って手放してしまいましょう。
私はこれまで多くの相談者を見てきましたが、過去の品を処分した途端に、止まっていた人生が動き出した方が少なくありません。
物を手放すことは、その物にまつわる感情を成仏させることでもあるのです。
波動の荒い物を、身の回りから減らす
音楽や飾り物にも、波動の高低があります。
ヘビーメタルやロックのような波動の荒い音楽は、できれば聞かず、手放してしまうほうがいいでしょう。
ポスターも同じです。ホラーものや、近ごろ流行りのゾンビものの番組がありますが、ああしたものは壁に飾らないほうがいい。
私たちは目に映るもの、耳に届くものから、知らないうちに波動を受け取っています。
波動を落としそうな物は、捨てるなり処分するなりして、暮らしの中から減らしていきましょう。
良い物を取り入れ、波動を上げる
ここからは少し断捨離とは離れた話になりますが、大切なことです。
波動を上げるには、悪い物を手放すだけでなく、逆に良い物を身近に置くことです。
見ていると気持ちがやわらぎ、心が癒やされる物は、むしろ積極的に飾ってください。
たとえば家族の写真。良書とされる本。美しい絵画。心地よく響く音楽のCDやDVD。
そうした物に囲まれていると、あなたの波動は自然に高くなっていきます。
悪い物は処分し、良い物は取り入れる。
この引き算と足し算の両方をしてはじめて、暮らしの波動は澄んでいきます。
部屋はあなたの内側の鏡です。空間が整えば、心も整い、魂も軽くなります。
執着を手放す喜び。提唱者の魂が知っていたこと
余談ですが、断捨離の提唱者であるやましたひでこさんの前世は、お坊さんやヨガの行者であったと思われます。
仏教では、執着を断つための修行をします。
物を捨て、執着を手放すことに喜びを感じられるのは、過去世でその道を歩んできた魂だからでしょう。
かつて修行に励んだ方が、現代では断捨離という形で、その叡智を多くの人へ伝えている。そう考えると、不思議な巡り合わせを感じます。
今日から始める、ひとつの引き出し
大がかりな片付けを思い描くと、人はかえって動けなくなります。
ですから今日は、引き出しをひとつだけ開けてみてください。
そして、もう要らないと心が告げる物を、たったひとつ手に取り、感謝を伝えてから手放しましょう。
「ありがとう」と心の中でつぶやくだけでいい。それだけで、その物に宿った時間は穏やかに離れていきます。
ひとつ手放すと、空いた空間に新しい風が流れ込みます。
その軽やかさを、あなたはきっと体で感じるはずです。
物を減らすことは、過去を否定することではありません。役目を終えたものに礼を尽くし、次の自分へ歩き出すための、優しい儀式なのです。
あなたの暮らしが軽やかに澄んでいきますように。その先に、あなたを待っている良い出会いがありますように。
手放しと波動の関係をさらに深めたい方は、開運・運気の実践完全ガイドをどうぞ。
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