明日10月26日は、10月の満月です。
この月がなぜ狩人の月と呼ばれるのか、ご存じでしょうか?
満ちきる瞬間は午後1時過ぎで、空に姿を見せるのは26日の夕方、東京なら午後4時半過ぎに東北東の低い空から昇ってきます。
北米の先住民の暦では、10月の満月をハンターズムーン、狩人の月と呼んできました。
狩りの月というと物騒に聞こえますが、霊的に見ると、冬に何を持っていき、何を置いていくかを選び分ける夜という意味が重なっています。
ハンターズムーンは、冬を越すための月
収穫を終えた畑は見通しがよくなり、獲物の姿や足跡が見つけやすくなります。
満月の前後は夕方から明け方まで月明かりが続くので、人々は夜遅くまで狩りを続けて、冬を越す食べ物を蓄えました。
10月の満月が狩人の月と呼ばれるのは、この暮らしから来ています。
日本でも、稲刈りを終えた田んぼの上に大きな月が昇る季節です。
実りを刈り取り、冬のあいだ食べつなぐ分を蔵に入れて、要らない藁や枝は燃やして畑を空けておく。
狩りも収穫も、魂の側から見ればやっている事は同じで、手元に残すものを選び分ける作業になっています。
昔の人が月の名前に暮らしの節目を重ねたのは、月を見上げるたびにその年の自分を振り返る習いがあったからだと、私は感じています。
満月は、抱えている想念を大きくして見せる
9月の記事で、満月は霊界からの影響が強くなる夜だと書きました。
満ちた月の下では、普段は蓋をしているものが魂の底から浮き上がってきて、そのとき心が向いている方向がそのまま増幅されます。
感謝を抱えていれば加護が増え、恨みを抱えていれば苦しみが増えます。
ハンターズムーンは、その増幅が一年の締めくくりへ向かう時期にやってくる満月です。
寒くなって日が短くなると、家にこもる時間が増え、一人で考え込む夜も長くなります。
冬の入り口に立つこの夜に、何を胸に抱えたまま季節をまたぐのかを、月が問いかけてくれているのです。
満月と新月の働きの違いは、満月と新月のスピリチュアルな意味|霊的影響と心の向きに書いています。
冬に持っていくもの、置いていくもの
冬に持っていきたいのは、この一年で受け取った恩と、今つながっている縁です。
助けてもらった事や、声をかけてもらった事、家族と笑い合った晩の事を思い出せる人は、寒い季節にも心の火が消えません。
感謝は、魂にとっての保存食です。
置いていきたいのは、許せない相手への憎しみです。
親を許せない、別れた夫を許せない、職場で踏みにじられた事が忘れられない。
そういう思いを何年も抱えたまま暮らしている人は、決して少なくないはずです。
霊的に見ると、憎しみ合う者同士のあいだには鎖のようなつながりが生まれます。
この鎖は肉体の死では切れず、互いに憎しみを手放せないままでいると、あの世の暗黒界で二人がつながれて離れられなくなる事もあるのです。
それでも、つながれた二人のどちらか一人が恨みを捨てれば、そこへ救助の光が届きます。
相手が変わるのを待つ必要はありません。
自分の側から鎖を外すと決めたとき、鎖は外れ始めます。
親子の間の重たい縁については、家族と波長が合わない理由|前世の縁から読み解く魂の約束でも取り上げました。
恨みを思い返す夜と、手放すと決める夜は違う
9月の記事では、満月の前後は恨みを思い返す作業をやめておくようにお伝えしました。
思い返した分だけ、満月はその恨みを大きくして返してくるからです。
手放すと決めるのは、それとは向きが正反対の行いです。
過去の場面を何度もなぞるのではなく、もうこの思いは冬に持っていかないと心の中で宣言する。
光の側を向いた宣言ですから、満月はそちらのほうを大きくしてくれます。
許すというのは、相手のした事を正しかったと認める事ではありません。
相手の行いの裁きは天に任せて、自分の魂をその鎖から自由にする事です。
いきなり全部を許せなくても構いません。
一人だけ、ひとつの出来事だけでも、今年の冬には持っていかないと決めれば、それで十分に意味があります。
狩人が獲物を一頭ずつ仕留めて冬に備えたように、手放すのも一つずつでいいのです。
決めたあとで、また相手の顔が浮かんで腹が立つ夜もあるはずです。
それで決意が無駄になったわけではありません。
何年もかけて巻きついた鎖ですから、一度で全部ほどけなくて当然で、浮かんできたらその都度、もう持っていかないと決め直せばいいのです。
決め直すたびに、鎖の輪は一つずつ光に溶けていきます。
霊的に見ると、許しは一回きりの出来事ではなく、魂が何度でも光の側へ向き直る積み重ねです。
明日の夜、月を見上げるときの祈り
明日の満月は、26日の夕方から翌朝にかけて見えます。
満月の前後は月がほぼ丸く見えますから、今夜の月を見上げても同じ働きを受けられます。
ただ、25日から26日にかけては台風と前線の影響で大雨のおそれがあると伝えられていて、雲で月が隠れる地域も多くなりそうです。
雨の強い地域の方は、まずご自身と家族の身の安全を優先してください。
月が見えなくても、雲の上で月は満ちています。
窓辺や布団の中から月の方角へ思いを向けるだけでも、祈りは届きます。
祈りの言葉は自分の言葉で構いませんが、迷う人はこう唱えてみてください。
神仏よ、守護霊さま、私は〇〇さんへの憎しみを今年の冬に持っていきません。〇〇さんの魂も、私の魂も、光の側へ導かれますように。
唱え終えたら、この一年で感謝している事を一つ声に出してから眠ってください。
手放して空いた場所に感謝を置いておくと、そこへ次の恨みが住みつきにくくなります。
スクールでは明日の夜10時22分から、満月の一斉ワークとして、会員のみなさんと一緒にこの憎しみの鎖を外す宣言を行います。
一人では向き合いにくいと感じる方は、スピリチュアルスクール「宇宙の兄弟たちへ」の案内も見てみてください。
ハンターズムーンは、冬を越すために持っていくものと置いていくものを選び分ける月です。
満月は心の向きを大きくしますから、感謝を抱えて憎しみを一つ手放すと決めれば、その決意のほうが増幅されていきます。
憎しみの鎖は、相手を待たずに自分の側から外せます。
明日の満月が、みなさまの魂が一つ軽くなって冬を迎える夜となりますように。
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