倉本聰さんの前世と北の国からの遺言に込めた生き方

2026年9月28日月曜日

スピリチュアル 死後の世界 前世

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脚本家の倉本聰さんが、9月18日の夕方に富良野のご自宅で亡くなられていた事が、今日28日に発表されました。

91歳でした。

愛した富良野の森に見送られて、倉本さんの魂が無事に光の世界へ還っていかれる事をお祈りいたします。

葬儀はすでに近親者で済まされていて、21日の早朝、倉本さんは北時計、富良野演劇工場、富良野塾を巡ってから荼毘に付されたそうです。

自分の手で作ってきた場所を、最後にもう一度回ってから旅立っていかれました。

この話を聞いて、黒板五郎の姿が重なった方は多いはずです。

北の国からの遺言は、幸せだけを望めという言葉でした

2002年に放送された『北の国から 2002遺言』で、田中邦衛さんが演じる黒板五郎は、純と蛍に宛てて遺言を書き残します。

財産と呼べるものは、五郎には何もありません。

そこに書かれていたのは、お金などは望まずに幸せだけを望めという事、そして自然から頂いて生きていけばいいという事でした。

麓郷の暮らしの中で、五郎は丸太小屋を建て、石を積んで家を建て、最後には人が捨てた廃材を拾い集めて家を建てていきます。

遺したものは紙に書いた言葉よりも、その暮らしぶりそのものです。

霊的に見ると、人があの世へ持って還れるのはお金でも土地でもなく、生きている間に魂に刻んだ経験と、人にかけた思いだけです。

五郎の遺言は、その一番奥にある真理を、茶の間の家族に向けて平たい言葉で差し出していました。

遺言というものは、自分がこの世を去ったあとの家族を思って書くものです。

霊界に還った魂は、遺された家族が自分の言葉をどう生きているかを、向こう側からちゃんと見ています。

お金は、使えば減っていく一方です。

学んだ生き方のほうは、純や蛍が生きている限り、迷うたびに何度でも取り出して使えます。

向こうの世界に還った魂が一番喜ぶのは、遺した言葉が家族の中で生き続けている姿なのです。

倉本さんは五郎の口を借りて、自分が本当に遺したいものを書いていたのだと、霊的には受け取れます。

子どもに何を遺せばいいのかと考えて、預金の額や家の事ばかりが頭に浮かんでしまう。

そういう焦りを抱えている親御さんにとって、この遺言は今でも光を当ててくれる言葉です。

拾ってきたもので暮らす生き方は、これからの時代の先取りでした

倉本さんは1977年に東京を離れて富良野へ移り住み、のちに富良野塾を開いて、26年にわたって若い俳優や脚本家を育てました。

2005年からは、閉鎖されたゴルフ場の跡地を元の森に還す富良野自然塾を始め、近くの森から採った種を苗に育てては植える事を続けてこられました。

便利さとお金を追いかけた高度成長からバブルの時代に、この方は正反対の方向へ歩いた人です。

電気も水道もない小屋でランプを灯して暮らす五郎一家を、放送当時は笑いながら見ていた人もいたでしょう。

電気代も食べ物の値段も上がり続けている今、あの暮らしを見返して、笑えなくなっている方は少なくないはずです。

地球は変革の時を迎えているという話は『アースチェンジ』でもお伝えしてきました。

地球はいま、物で満たされた時代から、魂で満たされる時代へと移り変わっている最中です。

アセンションの時代を渡っていくのに要るのは、たくさん持つ事よりも、自然から頂いたものに手を合わせて、足りる分で暮らしていく力です。

五郎が廃材を拾って家を建てたのは、捨てられたものにもう一度命を吹き込む行いでした。

物を大事にする話に見えて、実は見捨てられたものの中に光を見つけ出す、魂の目の話でもあったと私は感じています。

前世ではイギリスで舞台の脚本を書いていた方です

それでは倉本さんについて、見えた事をお伝えします。

前世ではイギリスにお生まれになって、劇場のために脚本を書いていた姿が映ります。

役者と膝を突き合わせて台本を直し、幕が上がるたびに客席の反応を見ている、舞台の人の人生です。

倉本さんの脚本は、役者がセリフを一字一句変えずに演じる事を求めたと伝えられています。

セリフを、生身の役者の口から客席へ届く音として書いていたわけで、これは舞台の書き手の感覚そのものです。

今世ではテレビの脚本家として名を上げられましたが、晩年まで舞台にこだわり続けたのは、この魂の記憶があったからだと思われます。

富良野塾で役者を育て、富良野GROUPの公演を続け、演劇工場を拠点に芝居を打ち続けた事は、前世でやり残した仕事の続きです。

北の国からが派手な事件ではなく、一つの家族の暮らしを二十年以上かけて描き続けたのも、舞台の人の目で人間を見ていたからだと感じます。

舞台では、特別な英雄よりも、どこにでもいる人間の弱さと意地が客の胸を打ちます。

五郎の不器用さも、純や蛍の迷いも、その目で書かれていました。

荼毘に付される前に北時計と演劇工場と富良野塾を巡られた話を聞いたとき、魂が一つずつの場所に礼を言って回っているように私には見えました。

舞台の人は、幕が下りたあとに必ず袖から客席へ頭を下げるものです。

倉本さんが遺したものを自分の暮らしに受け取る

倉本さんが五郎に託した遺言は、お金より幸せを望み、自然から頂いて生きよという教えでした。

その教えは台本の上で終わらず、富良野に移り住み、塾を開き、ゴルフ場を森へ還すという倉本さん自身の一生を通して貫かれています。

前世のイギリスの舞台から続く魂の仕事を、最後まで書き、育て、植える事で果たしていかれた方でした。

五郎と同じように、倉本さんもまた、紙に書く言葉より生きざまそのもので遺言を書き上げた人です。

作品を観返すときには、五郎の暮らしの中に倉本さんが何を遺したかったのかを、ご自分の暮らしに受け取ってみてください。

北の国からを観て育った世代にとって、倉本さんは一人の脚本家というより、暮らし方の手本を見せてくれた人でした。

倉本さんの魂が光の世界で温かく迎えられ、また次の舞台の幕を上げられますように、心から祈っています。

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