「ソーラーパネルが酷暑(猛暑)の原因になっている」という話題を、最近ネットでよく見かけるようになりました。
しかし、結論から言うと、日本全体のソーラーパネルの設置面積と、気温上昇との関係からすると、「ソーラーパネルが主な原因で日本の気温が上がっている」とまでは言えません。
日本の国土面積は約38万km²(3,800万ヘクタール)です。
そのうち、ソーラーパネル(メガソーラーを含む)の設置面積は、最新データでおよそ4万ヘクタール前後と推定されます。これは全体の0.1%ほどです。
確かに近年、ソーラーパネルの設置が増加していますが、国土全体からすると、それはごく一部となります。
ちなみに、ヒートアイランドの要因とされるコンクリートやアスファルトの面積は、国土の約5%となっています。
ソーラーパネルの設置面積が国土の0.1%に対して、コンクリートやアスファルトの人工面積はその50倍以上です。
ソーラーパネルは太陽光を電気に変える一方で、吸収したエネルギーの多くを熱として放出します。
このため、パネルの周囲の地表温度が上がることが観測されています。
ただし、都市のヒートアイランド現象や全国的な猛暑の主要因は、コンクリート・アスファルトの増加、ビルや道路からの排熱、車や工場の熱放出などの人為的な活動によるものが主です。
そして地球温暖化の影響もあります。
地球は温暖化が進んでいますが、これは歴史的に見て、周期的な気温の上下の波があるからで、二酸化炭素が原因とは思えません。
しかし、地球は現在は温暖化傾向にあるのは確かでしょう。
ソーラーパネルの設置による影響は、設置地点の局所的な温度上昇(数度)はあり得ますが、日本全体の平均気温や、近年の猛暑の原因とするの無理があります。
確かに、山林や畑を大規模に伐採してメガソーラーを設置した場合、もともとあった「蒸発散による冷却作用」がなくなるため、体感的に暑くなる(=森林伐採の影響)が起こりやすいです。
また、パネル自体は黒く、熱を持ちやすいため、その周囲では熱がこもることがあります。
しかし、都市部全体の熱源からみれば、その割合はごくわずかです。
つまり、日本全国の猛暑や気温上昇の主因は温暖化・都市化・排熱などであり、ソーラーパネルの設置面積から考えて、酷暑の主要因とは言えません。
ただし、森や草地を大規模に削ってソーラーパネルを設置した局地では、元の環境より暑くなる可能性はあります。
都市部のヒートアイランドや酷暑へのインパクトは、交通・建築物・エアコン排熱などの方が圧倒的に大きいのです。
最近は北海道でも暑くなってきて、クーラーなどの設置も急増しています。
クーラーは室内を冷やしますが、室外機からは熱を放出するため、外は暑くなります。
そうなると、ますます暑くなっていくという悪循環を生むのです。
もちろん、このブログで以前に指摘しましたように、ソーラーパネルの推進は環境破壊をもたらすので、よくないという意見を私ももっています。
しかし、事実に反する事で、批判するのも間違っていると思います。
まとめると、「ソーラーパネル=酷暑の犯人」というのは根拠が薄く、ごく一部のローカルな影響に留まります。
全国的な気温上昇は、温暖化と都市化の複合要因といえます。
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