大切な人が気持ちを落としている時、こちらまで胸が重くなるものです。病気や失恋、親しい人との別れ、長く抱えた悩みごと。そばで見ている側は、何かしてあげたいのに何もできない無力感に飲み込まれがちです。
そんな時に役立つ、昔から伝わる霊的な手当ての方法を、いくつかまとめておきます。派手なものではなく、家庭でそっと続けられる小さな働きかけばかりです。
まずは自分が元気を保つ
人を元気にしたい時、最初に整えたいのは、実は自分の状態です。落ち込んでいる人のそばで、こちらまで暗い顔をしていると、相手はますます縮こまってしまいます。
霊的に見ると、人と人の間にはエネルギーの行き来があります。元気を分けてあげる側がぐったりしていれば、渡せるものがありません。睡眠をとる、好きなお茶を飲む、軽く散歩する。そうやって自分を立て直してから会いに行くだけで、相手の表情がふっと和らぐことがあるのです。
明るい言霊を贈る
言葉にはエネルギーが乗ります。前向きな言葉を投げかけると、その響きそのものが相手に届きます。長い説教は要りません。短くて、温かくて、相手の今を肯定する一言で十分です。
たとえばこんな言葉が使えます。あなたがいてくれて良かった。無理しなくていいよ。ゆっくりでいいからね。ちゃんと食べてる。また会えてうれしい。意味よりも、声の温度が伝わります。低く落ち着いた声で、ゆっくり差し出すように届けると、相手の中に静かに沈んでいくのです。
花をプレゼントする
そのまま励ますのが難しい相手や、距離のある相手には、花が良い橋渡しになります。花には妖精のエネルギーが宿っており、人を癒す働きを持っているのです。病室に花を持って行く文化が世界中にあるのは、見た目の慰めだけではなく、実際に病の人を癒す効果があるからです。
花を選ぶ時は、自分が見て心が動いたものを選んで構いません。渡す前に、花の妖精さんにそっと声をかけます。この人を癒してあげてね。元気を分けてあげてね。声に出さなくても、心の中で語りかけるだけで通じるもの。すると花のエネルギーの働きが活発になり、置かれた部屋の空気そのものが軽くなっていきます。
水に念を込めて贈る
水は、人の思いや気を吸い込む性質を持つもの。だからこそ、水にこちらの願いを込めて渡すと、それを飲んだ相手の体と心に作用するわけです。
使う水は、水道水よりも天然水のほうが向きます。さらに良いのは、各地に伝わる霊水や、健康に良いとされる湧き水です。山や神社のそばに湧く水には、すでに土地の霊的なエネルギーが溶け込んでいることが多く、こちらの念も乗りやすくなります。
具体的なやり方は難しくありません。ペットボトルや器に入れた水を両手で包むように持ち、相手の名前を呼びながら、元気になりますようにと心の中で繰り返します。三十秒から一分ほどで十分です。包装してそのまま渡してもいいし、お見舞いの花と一緒に持って行ってもいい。相手が一口飲んだ時、不思議と表情がやわらぐことがあります。
離れて見守る、祈り、光を送る
近くで励ますのが負担になる相手もいます。落ち込みが深い時、人はそっとしておいてほしいもの。そういう時は、無理に会いに行かず、離れた場所から見守る姿勢に切り替えます。
その時に使えるのが祈りです。寝る前や朝、相手の顔を思い浮かべて、ただ元気になりますようにと願います。宗教の形式は要りません。一分でも、三十秒でも構いません。
もう一歩進めたいなら、光を送るイメージングがあります。自分の胸のあたりから、あたたかい金色の光が立ちのぼり、相手のいる方向へ伸びていく様子を思い描いてみます。光が相手をふんわり包み、肩や背中をあたためる。それだけのイメージで構いません。霊的な世界では、こうした思いの力は距離を超えて届きます。
今日からできること
一つ、自分の体と気持ちを先に整える。会う前に少し休み、温かいものを飲んでから出かけます。
一つ、短くて温かい言葉を一つだけ用意する。長い励ましより、ゆっくり差し出す一言の方が深く届きます。
一つ、季節の花を選んで持って行く。渡す前に、心の中で花にこの人を癒してねと頼みます。
一つ、天然水か湧き水に念を込めて贈る。両手で包み、名前を呼んで願いを送ってから手渡します。
一つ、寝る前に一分だけ祈る。相手の顔を思い浮かべ、金色の光に包まれる姿を静かに描きます。
大切な人を元気にする方法は、大がかりなものでなくて構いません。自分を整え、言葉を贈り、花と水に思いを乗せ、離れていても祈る。この積み重ねが、いちばん深いところで相手を支えます。参考になれば幸いです。
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