不幸になりやすい人には、ある共通したパターンがあります。
それは「否定的な自己像」を持っているということです。
自己像とは、心のなかで自分自身に対して抱いているイメージのこと。客観的な事実とは必ずしも一致しておらず、過去の体験や思い込みによってかなり歪んでいることがあります。
その歪んだ自己像こそが、現実の不幸を引き寄せる源になっています。
否定的な自己像が不幸を生み出すメカニズム
潜在意識は、自分が「これが自分だ」と信じているイメージを現実化しようとします。
たとえば「自分は容姿が醜い」と長年信じ込んでいる人がいます。
それは必ずしも客観的な事実ではありません。幼い頃に親から心ない言葉をかけられたり、同級生からからかわれたりした経験が、心に深く刺さったまま残っているだけかもしれません。
しかし潜在意識は、その思い込みを「真実」として扱います。「自分は醜い」という自己像を持ち続けることで、無意識のうちに自己否定的な行動を選び、他者の評価も低く受け取ってしまうようになります。
「誰からも好かれない」という自己像が引き起こすこと
「自分は誰からも好かれない」「みんなから嫌われている」という自己像を持っている人も少なくありません。
こうした信念を持っていると、周囲との関係がぎこちなくなります。無意識に相手を遠ざけるような言動が増えたり、親切にされても「どうせ裏があるはずだ」と疑ってしまったりします。
結果として、本当に人間関係がうまくいかなくなる。潜在意識が現実を形成する、まさにその仕組みが働くわけです。
否定的な自己像は、自分自身で不幸を引き寄せている状態といえます。
歪んだ鏡には、世界が不気味に映る
歪んだ鏡を通して世界を見れば、何もかもがおかしく映ります。
自己像も同じです。否定的に歪んだ自己像を持っていると、現実もネガティブに映り、些細な出来事まで「やはり自分は不幸だ」という証拠として認識するようになります。
かといって、自惚れが強すぎると別の問題が生じます。天狗になって現実から乖離し、転落してしまうことも起こります。
大切なのは、現実をなるべくニュートラルに見られる自己像を持つこと。過度な悲観でも過度な楽観でもなく、「自分はこのままでも十分に価値がある」という安定した自己肯定感が土台になります。
自己像を点検するという実践
まずは、自分がどんな自己像を持っているのかを点検してみましょう。
日常のなかで「どうせ自分は…」という言葉が頭をよぎるとき、そこには否定的な自己像が潜んでいます。
その思い込みはいつから始まったのか。誰かに言われた言葉なのか、失敗した経験からきているのか。
出どころが分かると、「これは事実ではなく、過去の傷から生まれた思い込みだ」と気づけるようになります。
気づくこと自体が、潜在意識の書き換えの入口です。一度に全部変えようとしなくていいのです。小さな気づきの積み重ねが、自己像を少しずつ健全なものへと変えていきます。
自己像を変えることが、引き寄せを変える
引き寄せの法則は「信念が現実を生み出す」という仕組みです。
そして信念のなかでも最も根深いのが、「自分とはこういう存在だ」という自己像です。
外側の出来事を変えようとする前に、内側の自己像を変える。それが不幸を引き寄せるパターンから抜け出すための、根本的なアプローチです。
否定的な自己像を手放し、「自分は愛され、幸せを受け取るに値する存在だ」という新しい自己像へ移行していく。
それが、引き寄せの質を根本から変える出発点になります。
引き寄せと潜在意識についてさらに深く理解したい方は、引き寄せ・潜在意識完全ガイドもあわせてご覧ください。
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