怒りで不幸になる社会にならないために

2019年4月25日木曜日

経済 社会 政策

人間の思念には力があります

思考は現実化するといわれるように、人の思いというものには、目には見えませんが磁力のように、物に作用して働く力があります



個人の思いに力があるわけですが、それが多くの人々が集まって、共通の思いを持つと、さらに大きな力になっていきます

その中で特によく感じられるのが、人々の怒りの感情が集まったものです

怒りの感情は物事を破壊する力を持っており、それは対象だけではなくて、やがて自身をも燃やす炎となっていきます

かつて共産主義思想が世界的に広まりましたが、これはお金持ちや資本家への怒りが根底にある思想として広まっていったでしょう

人々の平等をうたった一見すると綺麗な面がありますが、その根底には怒りの炎が宿っていたため、共産主義の国では不幸が蔓延し、国が滅びていきました

日本においてもよそ事ではなくて、集団の怒りによって、自ら不幸を招いてしまう事は多くあります

バブル期においても、土地や株価が高騰し、所有していたひとが儲かったという事で、人々の怒りが、儲けた人へと向かっていきました

するとバブル崩壊と言われる現象が起き、景気は悪くなって、人々は苦しむようになります

怒りの炎は対象を焦がすとともに、自らも焦がしていってしまいます

先日も述べましたように、地価が高騰して土地建物が庶民の手に入らなくなるなどの問題が起こったならば、容積率を緩和するなどで、もっと高い建物を建てられるようにし、それで広い住宅に住めるようにしたらよかったでしょう

人々が怒りに身を任せてしまい、儲けた人への攻撃に向かってしまったため、そうした建設的な意見も通じず、景気を悪化させる方向へ進んでいってしまいました

最近も人々の怒りが集まっていることがよくあります

高齢者の運転で、母子が亡くなられた事件では、その高齢ドライバーの子供などにも、免許を取り上げなあったことが、まるで共犯のように批判される人もいます

そうした怒りを広めていっても、不幸が拡散されていくだけなのです

加害者の家族もさらに不幸になっていきますし、社会でも高齢者の免許をはく奪しようとする動きが出て、全体的に不便な世の中になっていくでしょう

先日も述べましたように、高齢者には自動ブレーキシステムや安全装備がある自動車専用の免許に切り替え、そうした車に乗らすようにした方がいいでしょう

そうすれば社会は便利さが増しますし、乗り換え需要による経済効果もあって景気も良くなりますし、売れれば自動車メーカーも益々開発が進みますので、安全性能はもっと高まっていくでしょう

こうした建設的な意見とならないのも、人々が怒りに身を任せてしまっていて、相手を焼いてしまうとともに、自分たちも焦がしてしまおうとする作用が働いているからです

ほんとうに世の中を、幸せで住みよい社会にしていくには、人々が怒りの思念をおさえて、もっと冷静に世の中のためになる方法を考えていかなくてはなりません

怒りや憎しみではなく、人々へのためを思う愛を持って考えていくべきです

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