悪い氣を祓って新年を迎えるスピリチュアルな知恵

2017年12月16日土曜日

開運

早いもので12月も半分が過ぎて、年末が近づいてきました。

この時季になると、クリスマスの飾り付けをしたり、おせちの段取りを考えたり、お正月の準備に追われる人も多いと思います。

慌ただしい毎日のなかでも、年の瀬には不思議と背筋が伸びるような感覚を覚える方もいるでしょう。

一年の区切りが、私たちの心のどこかに静かな緊張感をもたらしてくれます。

そんな年末に欠かせない行事のひとつが、大掃除です。

昔から日本には、年の終わりに家じゅうを磨き上げる風習があります。

掃除そのものは一年中いつでもできるのに、わざわざ寒くて忙しいこの時期に行うのには、ちゃんとした理由があります。

年末の大掃除は、年神さまをお迎えするための準備

どうして過ごしやすい春や秋ではなく、寒さの厳しい年末に大掃除をするのか。

それは、お正月に神様を各家庭にお迎えするからとされています。

年が明けると、年神さまと呼ばれる神様が一年の幸せを携えて、それぞれの家を訪れると考えられてきました。

大切な客人を迎えるのですから、家を綺麗に整えてからお招きしたい。

その気持ちが、年末の大掃除という習慣になって今日まで受け継がれてきたのです。

玄関先に飾る門松も、ただの正月飾りではありません。

門松は、年神さまを迎え入れるための依り代のような役割を果たすものです。

神様が家を見つけ、そこに宿るための目印になります。

家を清め、門松を立てる。

その一連の行いは、目に見えない存在をていねいにもてなそうとする、日本人の心のあらわれだと私は感じています。

滞った氣がもたらすもの

大掃除には、衛生面を整えるだけにとどまらない、もうひとつの効果があります。

目には見えませんが、氣というものが私たちの周りには絶えず取り巻いています。

そして氣には流れがあり、よどみなく巡っているうちはよいのですが、ある場所に長くとどまって滞ると、マイナスの効果をもたらすことがあります。

家の中には、こうした滞った氣が知らず知らずのうちに溜まっていきます。

掃除の行き届かない隅、ほこりのかぶった棚の奥、空気のこもった押し入れ。

そういった場所は、氣の流れが止まりやすいところです。

大掃除をして空間を磨き、風を通すことで、停滞したマイナスの氣を祓う効果が期待できます。

掃除とは、空間に新しい風を通し、よどんだものを送り出して、よいものを招き入れる行いです。

長く放置された物を手放す意味

大掃除のなかで、ぜひ意識していただきたいことがあります。

それは、ずっと使わずに放置されている物の扱いです。

何年も触れていない物、いつか使うだろうとしまい込んだまま忘れていた物。

そうした物は、よくない氣の付着する場所となってしまうことがあります。

物には、持ち主の意識や時間の積み重ねが宿ります。

役目を終えたまま動かずにいる物は、氣の流れを止める重しのようになってしまいます。

もう必要ないと感じる物は、感謝を込めて処分するようにしたほうがよいでしょう。

手放すことで空間に余白が生まれ、その余白に新しい氣が流れ込んできます。

「氣を巡らせる」という考え方は一年中使える

滞った氣を祓い、よい氣を呼び込む。

この考え方は、年末の大掃除のためだけのものではありません。

一年を通じて、私たちの暮らしを支えてくれる知恵です。

季節の変わり目、気分が沈んだとき、何かがうまく回らないと感じたとき。

そんなときに身の回りを整えると、氣の流れが変わり、心まで軽くなっていきます。

大がかりな掃除でなくてかまいません。

窓を開けて空気を入れ替える、机の上をひとつ片づける。

その小さな積み重ねが、住まいにもあなた自身にも、よい氣を巡らせてくれます。

今日からできること

一つ、毎朝、窓を開けて家の空気を入れ替える。たった数分でも、よどんだ氣が外へ流れ、新しい氣が入ってきます。一日の始まりに空間が呼吸を取り戻します。

二つ、家のなかで一番気になる場所を、ひとつだけ片づける。玄関、水回り、机の上。気になる場所には氣の滞りが出やすいものです。完璧を目指さず、ひとつで十分です。

三つ、一年以上使っていない物をひとつ手放す。感謝を伝えてから処分すると、気持ちよく見送れます。空いた場所に、新しい氣が入る余白が生まれます。

四つ、掃除のあとに塩や水で玄関を清める。玄関は氣の出入り口です。ここを整えておくと、よい氣が家に入りやすくなり、悪い氣が留まりにくくなります。

五つ、片づけながら、その空間に感謝の言葉をかける。住まいは私たちを守ってくれる存在です。ありがとうという思いを向けるだけで、家の氣はやわらかく変わっていきます。

清めた住まいで、新しい年を迎える

大掃除は、ただ家を綺麗にするだけの作業ではありません。

悪い氣を祓い、年神さまをお迎えし、新たな年によいものを呼び込むための、昔の人が遺してくれた知恵です。

寒さのなかで雑巾を絞る手は冷たくても、磨き上がった部屋に差し込む光を見たとき、心がすっと澄んでいくのを感じられるはずです。

今年の年末は、ぜひ氣の流れを意識しながら掃除をしてみてください。

そして年が明けたあとも、小さな片づけを習慣にしてみてください。

清められた住まいは、あなた自身の心の状態を映し出す鏡になります。

よい氣に満たされた空間で、どうかおだやかで実りある一年をお迎えください。

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