苦手な人と上手に付き合うスピリチュアルな方法

2016年4月10日日曜日

悩み

親切にしてくれる相手なのに、どうしても心がなじまない。

そんな自分を「冷たい人間なのではないか」と責めてしまう方は、けっして少なくありません。

この記事では、苦手な人とどう向き合えばいいのか、瞑想と感謝という二つの方法を通して、心が少しずつ軽くなっていく道筋をお伝えします。

まず最初にお伝えしたいのは、苦手だと感じてしまう自分を、これ以上責めなくていいということです。

感情は理性で命じて動かせるものではありません。

頭では「いい人だ」とわかっていても、心が追いつかない。それはあなたが薄情だからではなく、ただ魂のリズムがまだ重なっていないだけなのです。

苦手だと感じる自分を責めなくていい理由

ご質問をくださった方は、夫の家族が親切にしてくれているのに好きになれないと書いておられました。

この「親切にしてもらっているのに」という一言にこそ、あなたの優しさが表れています。

恩を感じているからこそ、なじめない自分が後ろめたい。そう思える人が、冷たい人であるはずがありません。

人と人との相性には、目には見えない波長のようなものがあります。

同じ部屋にいて、何をされたわけでもないのに、なぜか肩に力が入る。そういう相手はたしかにいるものです。

それは前世からの縁の場合もありますし、今生で出会って学び合うために引き寄せ合った関係である場合もあります。

どちらにせよ、苦手だという感覚は「あなたが間違っている」という警告ではなく、「ここに魂の課題がありますよ」という、やわらかな目印だと受け取ってみてください。

苦手な人と和解する瞑想法

以前に、苦手な人と和解するための瞑想法をご紹介したことがあります。

静かな場所で目を閉じ、呼吸を整えてから、その相手の姿を心に思い浮かべます。

そして相手に向けて、心の中で三つの言葉をかけていきます。

ありがとう。ごめんなさい。愛しています。

この三つを、ゆっくりと、何度も唱えていく方法です。

はじめは抵抗を感じるかもしれません。

苦手な相手に「愛しています」と唱えることに、心がついていかないのは当然です。

けれども、これは相手を好きになるための呪文ではありません。

あなた自身の中にこびりついた、こわばりや警戒をほどいていくための作業なのです。

言葉を唱えるたびに、ほどけていくのは相手ではなく、あなたの心のほうです。

ハワイに古くから伝わるホ・オポノポノという心の浄化法でも、よく似た言葉が使われます。

「ありがとう」「ごめんなさい」「許してください」「愛しています」と繰り返すことで、自分の内側にたまった記憶を清めていくという教えです。

洋の東西を問わず、人は感謝とゆるしの言葉によって心を軽くしてきました。

苦手な人と向き合うときも、まず変えるべきは相手ではなく、自分の内側の天気なのだと、先人たちは知っていたのでしょう。

もっと簡単にできる、日々の感謝という方法

瞑想はとても効果的ですが、毎日きちんと時間を取るのが難しい方もいらっしゃるでしょう。

そういうときは、もっと簡単な方法があります。

それは、その相手に感謝をすることです。

苦手な人もまた、あなたの人生に登場し、あなたの魂が何かを学ぶための役を引き受けてくれている存在です。

もし人生がひとつの舞台だとすれば、苦手な人は、あなたに忍耐や寛容を教えるために、あえてその役柄を演じてくれているのかもしれません。

その役は、決して楽な役ではありません。

そう思えたとき、相手に向ける視線は少しだけやわらかくなります。

ご質問の方の場合、夫の家族は実際に親切にしてくださっているとのことでした。

であれば、なおさらです。

その親切のひとつひとつに、心の中で「ありがたい」と思うことから始めてみてください。

毎日のように顔を合わせる相手ほど、私たちは感謝を忘れてしまいます。

そばにいることが当たり前になると、その人が差し出してくれているものが見えなくなるのです。

だからこそ、意識して思い出す必要があります。

声に出して「ありがとう」と伝えられるなら、それがいちばんです。

けれど、まだ言葉にできないなら、心の中だけでもかまいません。

感謝は、出した本人の心を先に温めてくれます。

今日からできること

苦手意識をやわらげるために、今日から無理なく始められることをいくつか挙げておきます。

一、苦手な自分を責めない。なじめないのは欠点ではなく、魂の学びの入り口だと受け取りましょう。

二、夜寝る前に一分間の瞑想をする。相手の姿を思い浮かべ、「ありがとう」「ごめんなさい」「愛しています」と心の中で唱えます。

三、その人にしてもらったことを一つ思い出す。どんな小さなことでもかまいません。一日一つで十分です。

四、心の中で「ありがたい」とつぶやく。顔を合わせたとき、別れたあと、ふと思い出したとき。タイミングはいつでも構いません。

五、言えそうな日は声に出す。「ありがとうございます」のひと言を、勇気が出た日に伝えてみましょう。

六、変化を焦らない。苦手意識は一晩では消えません。続けることそのものに意味があります。

これらを淡々と続けていくうちに、不思議とこわばりがゆるみ、相手との間に流れる空気が変わっていきます。

相手が変わるのではありません。

あなたのまなざしが変わると、相手の見え方が変わり、やがて関係そのものが変わっていくのです。

苦手な人と出会うことは、つらいことのように思えます。

けれど魂の視点から見れば、それはあなたの器を少し大きく広げるための、かけがえのない機会でもあります。

今は重く感じる関係も、感謝の習慣を重ねていけば、いつか「あの人のおかげで、私はやさしくなれた」と思える日が必ず訪れます。

あなたの心が、その人とともに、おだやかにほどけていきますように。

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