「守護霊様は、一人だけついているのですか」
「複数の守護霊が交代するという話も聞きますが、本当はどうなのでしょう」
霊的な世界に触れ始めた方からよくいただく問いの中でも、人数にまつわるご質問は特に多いものです。
結論から先にお伝えすると、答えはやや複雑です。
守護霊(主護霊)様は基本的にお一人ですが、それを取り巻く形で、補助霊や指導霊といったいくつかの存在が、同時にあなたを支えてくださっています。
今日は、霊的な世界の階層構造を、できるだけ分かりやすく整理していきます。
主守護霊様は、生涯ずっと一人
まず、いちばん核となる存在が、守護霊様です。
守護霊様は、地上に生きるあなた一人ひとりに、生涯ずっと寄り添ってくださっている、もっとも近しい方です。
原則として、生まれてから亡くなるまで、同じお一人の守護霊様が役を務めてくださいます。
「途中で守護霊が交代した気がする」というご相談を耳にすることもありますが、それは多くの場合、主守護霊様の交代ではなく、後ほど触れる指導霊様の入れ替わりを感じ取られているケースです。
守護霊様は、あなたの魂の家族とも呼べるグループソウルの中で、特に成長が進んでおられる方が選ばれます。
だからこそ、地上のあなたを長い時間軸で導くことができるのです。
補助霊|身近な肉親が、ときどき手を貸してくださる存在
守護霊様の周囲には、補助霊と呼ばれる存在の方々もいらっしゃいます。
これは、亡くなられたご祖父母やご両親、深い縁を結んだ親族など、近しい肉親の霊の方々です。
補助霊は、守護霊様のように人生の全体像を俯瞰する立場ではありません。
もっと暮らしのなかの局面ごとに、「ここはちょっと手を貸してあげようか」とそっと寄り添ってくださる、温かいサポーターのような働きをされます。
霊能者の方が「あなたにご先祖様がついていますね」とおっしゃるとき、それは多くの場合、この補助霊のことを指しています。
大きく分類すれば守護してくださる霊のひとりなので、ざっくり「守護霊」と呼ばれることもありますが、立場と役割は守護霊様とは異なります。
補助霊の人数は、その方の家系によって変わります。
多くの場合、二、三柱から十数柱の方々が、必要な場面で代わる代わる関わってくださっているイメージです。
指導霊様|専門分野を授ける、霊界の教官
守護霊様や補助霊とは別の階層で動いてくださる存在が、指導霊様です。
指導霊様は、特定の分野を担当する教官のような役割の方々です。
あなたが真剣に取り組んでいる分野で、その道に深い実績を持つ霊人が、霊的な指導役として近づいてきてくださいます。
指導霊様は、人生のステージに応じて入れ替わる
守護霊様が一生変わらないのに対して、指導霊様は、あなたが取り組む分野や、人生のステージによって、しばしば入れ替わります。
たとえば、若い頃にピアノに打ち込んでいた方には、過去に音楽の道を歩んだ霊人が指導役として降りてきてくださいます。
その方が中年になって、子育てや家族の問題に深く向き合う時期に入ると、別の指導霊様が新たに寄り添ってくださるのです。
「前と守護霊が変わった気がする」と感じる方の多くは、実はこの指導霊様の交代を、敏感に感じ取られています。
指導霊様は、人生のなかで一柱、二柱、と数を増やしていかれることもあります。
真剣に複数の分野に取り組んでいる方には、それぞれの分野ごとに別の指導霊様が、同時並行で関わっておられる場合もあるのです。
あなたを支える霊的な層を、一枚の図にしてみる
三つの存在を、構造としてざっくり整理しておきます。
もっとも内側に、あなたという地上の人間がいます。
そのすぐ後ろに、生涯ずっと寄り添う守護霊様がお一人。
その周囲に、ご先祖様や近しい肉親の補助霊が、二〜十数柱ほど。
さらにその外側に、いま取り組んでいる分野ごとの指導霊様が、一柱から数柱。
つまり、あなたの背後には、合計でおよそ五柱から二十柱前後の霊的な存在が、同時に流れていることになります。
「守護霊は何人?」という問いに、もっとも丁寧に答えるなら「守護霊は一人。補助霊と指導霊を含めれば、十人前後の方が同時に関わってくださっています」というのが、近い表現になります。
魂のグループソウルから見た、もう一段大きな構造
もう少し奥の話までお伝えしておきます。
守護霊様は、あなたの魂と同じグループソウルに属する、近しい魂の方です。
グループソウルとは、数人から数十人の魂が集まって構成される、魂の家族のような単位のことです。
あなたという地上の人間も、霊界に残る守護霊様も、同じグループソウルの一員です。
そしてそのグループソウル自体も、より大きな魂の集団から枝分かれしており、最終的にはすべての魂が、ひとつの源である神とつながっています。
つまり、守護霊様は決して「他人」ではないのです。
もう一段奥のあなた自身、と呼んでもよい存在です。
「数」よりも「質」のほうが、ずっと大切
ここまで人数の話をお伝えしてきましたが、最後に大切なことを申し上げます。
霊的な歩みのなかで、本当に大切なのは、守護してくださる方の数ではありません。
その方々との関係の質、つまり、あなたが日々どれだけ感謝を捧げ、どれだけ霊的な通路をきれいに保てているかです。
守護霊様お一人だけだとしても、深い感謝と誠実な暮らしがあれば、あなたの人生は確かに守られていきます。
逆に、十柱の霊的存在が背後にいたとしても、心の窓ガラスがホコリで曇っていれば、その光は地上に届きにくくなってしまうのです。
今日からできる、霊的な層を厚くする三つの実践
具体的な作法を、三つお伝えします。
一、守護霊様への感謝を、毎日のひと言にする
夜眠る前に「今日も見守ってくださり、ありがとうございます」と、心の中でひと言。
このシンプルな習慣が、守護霊様との通路を、もっとも深く育てていきます。
二、ご先祖様への感謝を、お盆や命日だけでなく日常に
「いつも気にかけてくださっている祖父母の皆様、ありがとうございます」
食事の前後や、家を出るとき、帰ってきたときに、こう心の中で唱えるだけで、補助霊の働きはぐっと近くなります。
三、いま取り組む分野で、誠実に努力する
指導霊様は、あなたが真剣に取り組んでいる分野にこそ降りてきてくださいます。
結果のためだけでなく、その道に対する誠実さそのものが、指導霊様への礼となるのです。
あなたの背後には、すでに十分な層が用意されている
守護霊様の人数を気にされる気持ちは、ご自身を見守ってくれる存在を、できるだけ確かに感じたいという、自然な願いから生まれています。
けれども、安心してください。
あなたの背後には、すでに守護霊様、補助霊、指導霊様という、何重もの霊的な層が、確かに用意されています。
必要なのは、その層に気づき、感謝のひと言を毎日捧げる、その素朴な習慣だけです。
あなたの今日が、見えない方々の温かな層に包まれた、穏やかな一日になりますように。
守護霊の人数が変わるとき
背後の顔ぶれが動くのは、人生の節目です。
私が霊的に見ていて、人数の変化が起こりやすいと感じる時期は決まっています。進路を決めるとき、結婚、出産、転職、大きな病気、そして親との死別です。
進路や転職では、これから取り組む分野に縁の深い指導霊様が新しく加わります。前の仕事を支えてくださった方は、役目を終えて次の人のもとへ向かわれるのです。
結婚では、相手の家系のご先祖とも縁が結ばれます。両家の補助霊が一緒に見守る形になるので、この時期は背後がにぎやかになる人が多いです。
出産では、生まれてくる子の守護霊様が母親のそばに来られます。妊娠中から産後の一年ほどは、母子を二人の守護霊様が並んで見守っているもの。
大病のときには、癒しに縁のある霊人が一時的に加わります。回復に向かう間だけ手を貸し、体が落ち着くと離れていかれます。
親を見送ったあと、しばらくして親御さんが補助霊として加わる例は多いです。霊界で人生を振り返り、心が整ってからのことなので、一年から数年かかります。
逆に、人数が減ったように感じる時期もあるはずです。
それは、一人で歩く練習をさせてもらっている期間です。自転車の補助輪を外すとき、親は手を離しますが、目は離しません。それと同じで、指導霊様が少し距離をとり、あなた自身の判断で進ませてくださっています。
この期間に身につけた力は、次の段階で必ず使うことになります。だからこそ、あえて手を離しておられるのです。
節目にあたる時期は、寝る前に一言だけ伝えてみてください。離れていかれる方には「お世話になりました」、新しく来られた方には「よろしくお願いします」と。挨拶を交わすことで、交代がなめらかに進みます。
自分の守護霊を知る方法
守護霊様は、あなたに気づいてほしいと願っておられます。だから手がかりは、日常の中にすでに置かれています。
夢に繰り返し出てくる人物や土地。ふとした直感で危険を避けられた経験。なぜか何度も目にする言葉や名前。家系図の中で理由もなく気になるご先祖。
こうしたものを、私は守護霊様からの名刺だと見ています。一つひとつは小さくても、並べると一つの方向を指しています。
確かめ方は簡単です。
寝る前に、問いを一つだけ立ててください。「今の私に必要なことを教えてください」で十分です。長い祈りより、一つの短い問いのほうが届きます。
翌朝、目が覚めたらすぐに一行だけメモを書きます。夢の断片でも、浮かんだ言葉でも、目に入った景色でもかまいません。何もなければ「なし」と書いてください。
これを二週間続けると、答えの届き方に癖が見えてきます。夢で来る人、朝の直感で来る人、日中に出会う言葉で来る人。その癖こそが、あなたの守護霊様との通路の形です。
霊能者に聞かなくても、この方法で十分に近づけます。
守護霊様が一番届けたい相手は、あなた自身だからです。他人を通した鑑定は参考の一つとして受け取り、自分で受け取った答えを軸にしてください。答えが来ない日があっても、見守りは続いています。メモの「なし」が並ぶ時期も、通路を整えている途中だと受け止めてください。
守護霊が多い人・少ない人の違いはあるのか
人数の違いは、その人が今回の人生で引き受けた役割の違いです。
多くの分野に関わる人、大勢の人を導く立場の人には、自然と指導霊様が多く集まります。取り次ぐべき知恵の種類が多いからです。
一方、一つの道を深く掘る人は、少数の指導霊様と長く深く結ばれます。職人や研究者、一つの家庭を守り抜く人に多い形です。人数は少なくても、通路の太さでは誰にも引けを取りません。
補助霊の数は、家系とのつながりに左右されます。
先祖代々の土地に暮らす人は補助霊が多くなりがちです。天涯孤独だと感じている人にも、遠い先祖や、志を同じくする霊人が必ずついています。血のつながりだけが縁の形とは限らず、魂の縁で集まってくださる方もいるのです。
背後の人数は、あなたの学びの設計に合わせて決められています。多い人は多くを取り次ぐ役、少ない人は一つを深める役。どちらも、その人にしかできない仕事です。
今日できることがあるとすれば、自分の役割の形を一度言葉にしてみることです。「私は広げる役か、深める役か」。その答えが見えると、背後の顔ぶれの意味も見えてきます。
よくある質問
守護霊は生まれ変わりの前から同じ人ですか
私の見え方では、人生ごとに、その回の課題にいちばんふさわしい方が名乗り出られます。
前世でも縁があった魂が続けて務めることは多く、その場合は初対面とは思えない親しさを感じます。今回の学びに合わせて、新しい方が立たれる場合もそれと同じくらい多いです。
どちらの場合も、あなたと同じグループソウルの中から選ばれた方です。
守護霊に名前を聞いてもよいですか
聞いてかまいません。
ただ、名前は本人が受け取れる形で届きます。夢の中の呼び名だったり、繰り返し目にする文字だったり。時代や国が違えば、今の言葉に置き換えて届けてくださいます。
名前が分からなくても、守りは変わりません。名前より先に、そこにおられるという信頼を育ててください。名前はそのあとについてきます。
守護霊が離れてしまうことはあるのでしょうか
主守護霊様は、生涯を通して離れずにおられます。
指導霊様と補助霊は、役目に応じて入れ替わります。これは離れるというより、担当の交代です。
あなたが霊的なことに背を向けている時期も、守護霊様は距離をとって見守っておられます。振り向いたときには、変わらずそこにおられるはずです。
もっと深く知りたい方へ
守護霊・ハイヤーセルフの全体像をまとめた完全ガイドはこちらでご覧いただけます。
守護霊・ハイヤーセルフ完全ガイド|種類・メッセージ・つながり方の真実
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