2021年3月10日水曜日

ゼロから出発する勇気が道を開く



人間という者は、長く生きていると次第に現状に満足し、新たな挑戦には尻込みするようになります

ずっとぬるま湯に浸かっていたくて、勇気をもって寒い外気に出ていきたく無くなります

ですが人生には何度もゼロからの出発が必要な時があると思います

いまはコロナ過で経営が苦しくなって、何か新しい事にチャレンジする所も多いでしょう

今までやった事の無い分野に足を進めるのは勇気がいるし、面倒くさくもあります

ずっとこのまま現状維持を望んでいれば、新しい事をチャレンジする必要もなく、面倒な手間をしなくてもよいでしょう

しかし、ただ座して死を待つよりも、果敢に攻めいって活路を見出す事も大切です

新しい事にチャレンジし、新規で何を始めるという事は、ゼロからのスタートを切るという事です

もう一度初心者に返ってゼロから始めなくてはなりません

人は年を重ねるごとに、自分の経験を生かして仕事をするものです

昔ながらの日本企業では、年功序列で出世して、年を取ればエスカレーター式に偉くなるところもあります

入社年度に応じて給料も上がっていき、昇格もしていくような組織でした

そのため新規に何かを始めようとするチャレンジャー精神は弱かったと思います

日本でなかなかベンチャーが生まれなかったのもそうした所にあります

サラリーマンの方が脱サラして新規に何かを始める際には、やはり今までの経験が生かせずにゼロから学びなおす必要があります

新しい分野については素人なので、また一から学び直さなくてはならないのです

同じ会社にずっといると、年齢の分だけ経験も増えてきて、業務知識も増えますので、それで偉くなれる所がありました

ですが新しい分野に出ていくとなると、またゼロから学び直さなくてはなりません

いまいる会社を辞めて、別な会社に転職するのも、たいていは業務内容をまた一から学び直さなくてはなりません

そのためお年を重ねている人は、プライドもあって、またゼロからはじめるのが難しくなります

いくら前の職場で知識豊富で仕事が出来たとしても、新しい職場では新入社員として若い方たちと共に学び直さなくてはなりません

人は年を取ると、プライドも固まってきて、自分より年下に教えを受けるのも難しくなってくるため、新しく始める事が苦手になります

年を取ると、昔の知識などに固執してしまって、新しいものを学び直さなくなってしまいます

そのため時代に置いていかれる事もあります

しかし、いつになってもゼロから出発する思いを持っておく事も必要だと思います

何歳になってもまた、若い人と共に新たなものを学んでいく姿勢が必要です

以前にも紹介した事がありますが、全国を歩いて測量して、あの正確な日本地図を作ったことで有名な伊能忠敬も、50歳で隠居したのちに天文学や暦学を学び始めました

いまでこそ50歳と言うとまだ若いように感じるかも知れませんが、当時の平均寿命は45歳であり、50歳は当時としては大変な高齢であり、今で言えば年金生活に入ってから大学に入学し始めたようなものです

それでいて後世に残るような偉業を成し遂げたのです

あのケンタッキーフライドチキンのカーネルサンダースも、現在のフランチャイズ事業を始めたのは62歳の時です

このように何時になってもゼロからのスタートを切れる人が、新しい道を切り開いていけます

物事をはじめるのに遅いという事はありませんので、勇気をもって踏み出してみましょう

その先にはきっと新しい風景が広がっているはずです

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2 件のコメント:

  1. 40代も半ば、去年転職して約5ヶ月になりますが、前職とは違う業務内容でほぼゼロからのスタートです。
    当初はやる気満々だったのですが、想像と実際の体験は全く違い、今もまだ慣れない毎日です。
    そしてテレワークということもあり、孤独な中で日々勉強も辛く、今日も自分に否定的な感情しか持てず心が折れそうでしたが、こちらを拝見して励まされました。

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  2. いつもありがとうございます!
    トラウマの克服法を教えていただけたら幸いです😭人間関係のです!よろしくお願いします🦋

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