会社を辞める判断をする時は?

2020年10月2日金曜日

仕事 自己実現 成功


いまコロナ過で幾つかの業界では厳しい経営状況が続いています

さらに不況が深刻化する中では、なるべく仕事は続けた方がいいし、働く場があるだけ幸せな事でもあります

ですが、なかには仕事を辞めるべきかどうかの判断に迷っている人もいるでしょう

「自分が会社を辞めるべき時期なのか分からない」

「辞めるのはどんな基準で判断したらいいだろうか」

こうした悩みを抱えている人もいます

マネジメント』で有名な経営学者のP.F.ドラッカーは、会社を辞めるタイミングとなる事柄について述べています


参考になると思いますので、今日はこちらを紹介してみます

おもに四つあってそれは以下のようなものです

1、不正が横行し、それを許す風土があって組織が腐っている

2、自分の長所がそこでは生かせない

3、成果が認められず、評価もされない

4、会社の価値観と自分の価値観が相容れない

まず一つ目は組織が腐っている場合ですね

以前には食品の産地偽装などが話題になったこともありますが、会社によっては利益を追求するあまり、不正をしてしまう所もあります

消費者を騙してでも儲けたいという思いがあるわけです

そのように扱っている商品について嘘をついて騙していることもありますし、勘違いさせているものもあるでしょう

実際には効果は無いのに、健康効果がるようにうたったり、ダイエット効果が優れているように過剰な広告をするところもあります

これは不正とまでは言えませんが、やはり行き過ぎると良くないでしょう

他にも脱税を組織ぐるみでするようなことろもあります

不正が堂々とまかり通っている組織はやはり腐っていくものです

また会社内の人事で、イジメのような人事を行ったり、重役の依怙贔屓(えこひいき)の様な人事が露骨に行われているなどです

会社も人間がするものなので、多少は不公平と感じられる人事もあるでしょうが、やはり行き過ぎていて不正と思えるものは組織が腐っていると言えるでしょう

次に2番目は自分の長所や強みが生かせない所です

自分は営業が得意だと思っているのに、内勤にまわされて、いっこうに勤務を変えてくれないとか

逆に企画とかアイディアを出すのが得意なのに、ずっと外回りばかりやらされて、自分に適した仕事には就かせてもらえないなどです

自分の長所が生かせない場所では、本人自身が腐ってしまいます

ですので、そうした時には思い切って別な池に飛び込むのもありでしょう

3番目は、正当に評価されず、成果も認められない時です

自分がいくら一生懸命にやったとしても、その成果を認めてもらえず、評価もされないとしたら、そこは自分のいる場所ではないのかも知れません

あの草履取りから天下取りへと大出世した豊臣秀吉も、織田家に仕える前には今川家に仕えていましたが、そこでは正当に認められていませんでした

秀吉(藤吉郎)は今川家に仕えて一生懸命に頑張るのですが、そこでは実力よりも伝統的な秩序を大事にするため、かえって出る杭は打たれるで、秀吉の評価は下がっていました

秀吉ががんばって成果を出すほど風当たりは強くなり、ついには物や銭が無くなったら秀吉のせいと言いふらされるまでになります

自分がいくら頑張っても認めてくれない今川家を見切って、秀吉は織田家に就くこととなります

そこで異例の大出世を遂げたことはご存知の通りです

ですので成果が認められない所では、いくらあの秀吉であっても出世も出来ないわけです

そんな時にはちゃんと認めてくれるところに移るのもありだということです

ただし、それは実力があって人より何倍も仕事をして成果を出せる人についてです

もしも自分がそれほど実力を持っておらず、平均的な成果しか出せないとなれば、今川家のような序列を大事にする所の方があっている事もあります

日本には大学名や卒業年次などで序列が決るような、古い体質の組織もまだあります

そして最後の4番目は、会社と自分の価値観が違っている時になります

よく男女の間で、価値観の違いで分かれるという話がありますが、会社との関係においても価値観の相違は大切になってきます

会社が例えば、何でもいいから数字をあげればいいという、数字至上主義のところもあります

ですがあなたが顧客の信用を第一に考えるなら、会社の方針とは違ったものになるでしょう

ドラッカー自身も、若い頃にロンドンの投資銀行に勤めていたのですが、会社との価値観の違いに気づいたそうです

会社はお金を重視するのに対して、ドラッカーは人を最重視していました

こうした価値観の違いが大きくなり、悩んだ末に辞める事となったと言います

そうした価値観の違いというのも、辞める時の指針となります

以上、ドラッカーの会社を辞めてもよい時の条件を紹介しました

ここで注意しておくこととしては、ドラッカーは欧米で活躍された方で、欧米を基準に見ている所があります

欧米では日本と違って再就職がしやすい環境にあります

日本も段々と欧米化してきたとはいえ、まだまだ終身雇用な価値観が浸透していて、転職ばかりする人は段々と再就職は難しくなってきます

欧米ではいろんな仕事をしてきた人は、それだけ経験を積んでいると見る向きもありますが、日本だと仕事が務まれない人ではないかと色眼鏡で見られてしまいます

ですので辞める時はもう少し慎重になられてもいいでしょう

途中でも述べましたが、あなたが人一倍努力をして、成果を生み出せる人ならよいですが、もしも平均的な実力であり、それほど抜きんでたものを持っていない時には、日本的な秩序社会では一か所にとどまって長く勤めあげたほうが有利ではあります

しかもこれからそうとう厳しい経済環境に突入していきますので、仕事があるだけでもありがたい時代となっていくでしょう

会社を辞める話をしましたが、今の時期は慎重になるべきだというのが私からのアドバイスです

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