2018年9月30日日曜日

将来への恐れと不安に押しつぶされそうな時




将来に対して恐れや不安を抱くときに、人は自分の置かれた幸せを忘れ、遠くの暗闇ばかりに目を向けてしまっています

ほんとうの幸せを手にするためにも、今あることのありがたさに意識を向けてみましょう

自分の財産が失われてしまうのではないか?と不安で眠れない人は、たいてい多くの富を持っている人です

ホームレスの人が、自分の有り金が無くなりはしないかと恐怖に震えるでしょうか?

より多くの豊かさを手にしているがゆえに、失うことの不安と恐怖が強くなるのです

もしその人が、全財産を投げ捨てて、明日からホームレスとなれば、失う事の恐怖は消え去るでしょう

あなたが将来は希望の学校に受かるかとか、将来はなりたい職に就けるかとか、将来について不安や怖さを抱えているとします

もしもそのあなたが貧しい国に生まれ、学校など行くことなく、将来は代々伝わる職を継ぐしかないとするならば、そうした将来への不安も持たないでしょう

学校にも行けて、自分の将来を自分で決められる自由があるからこそ、私たちは思い悩み、不安を抱きます

あなたが誰と付き合うべきか、誰と結婚すれば幸せになれるのかと、未来を不安に思い、時に恐怖心を抱くのも、自分で将来のお相手を選べる自由があるからです

もしも昔の日本のように、親が決めた相手と結ばれるしかないのなら、そうした不安も持たないでしょう

また結婚相手と合わなくなり、離婚したいと思っても、貧困への不安で選択を迷う事もあるでしょう

ですが昔の日本であれば、離婚することはほとんどできずに、ただ耐えるしかなかった時代が長く続きました

いまは約半数が離婚すると言われているほど、普通の事となっています

人は多くのものを持っているほどに、それを失う恐怖や不安に駆られたり、選択の自由が多く与えられているほど、どれにしようかと迷い悩みも深くなります

将来への恐れと不安に押しつぶされそうな時には、一度振り返って、自分に与えられていることのありがたさを深く感謝してみる事が必要でしょう

現代の日本人は、多くを与えられているがゆえに、不安と恐怖も大きなものとなっています



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