睡眠中に体を触る霊、色情霊の対処法と心の整え方

2017年10月11日水曜日

悩み

眠っている最中に誰かに体を触られた気がして、はっと目が覚める。

そばに人の気配を感じる。

そんな体験をした方から、ときどき相談をいただきます。

怖くて眠るのが不安になった、自分に何か悪いものが憑いているのではないかと心配だ、と打ち明けてくださる方も少なくありません。

今日は、睡眠中に体に触れてくる霊、いわゆる色情霊について、その正体と落ち着いた向き合い方をお伝えします。

はじめにお伝えしたいのは、こうした体験をしたからといって、あなたが汚れているわけでも、責められるべきことをしたわけでもない、ということです。

どうか肩の力を抜いて読み進めてください。

色情霊とは何か

睡眠中に体を触ってきたり、口づけをしてくるように感じる霊は、昔から報告されてきました。

色情霊と呼ばれることもあります。

色情というのは、男女の間に生まれる情欲を指す言葉です。

西洋でも古くからサキュバスと呼ばれる存在が語り継がれ、夢のなかに現れて人に近づくとされてきました。

洋の東西を問わず似た伝承が残っているということは、それだけ多くの人が同じような体験をしてきた証でもあります。

つまり、あなたが感じたことは決して特別な異常ではありません。

古くから人の世にあった現象のひとつです。

まずそのことを知るだけでも、少し気持ちが軽くなるのではないでしょうか。

なぜ近づいてくるのか

こうした霊が近づいてくる背景には、受け手の側の心の状態が関わっていることがあります。

寂しさを抱えていたり、誰かと心を通わせたいのにそれがかなわなかったり、交際相手や夫婦の間で満たされない思いを長くためていたり。

情欲に限らず、心のどこかにぽっかりとあいた空白が、似た波長の存在を呼び寄せてしまう。

思春期の多感な時期に起こることもあるようです。

ここで誤解しないでいただきたいことがあります。

これは、あなたに欲求不満があるから罰として霊が来た、という話ではありません。

寂しさも、満たされない思いも、誰の心にも自然に生まれるものです。

それ自体は恥ずべきものではありません。

ただ、その思いがあまりに強く、長くこもってしまうと、心の窓がわずかに開いた状態になりやすい。

そう理解していただければ十分です。

寂しさは欠点ではなく、人が誰かとつながって生きる存在であることのあらわれです。

金縛りや睡眠の現象が重なることもある

もうひとつ、頭の片隅に置いておいてほしいことがあります。

眠りに入る前後や目覚めぎわには、体は眠っているのに意識だけが半分起きている状態が生まれます。

このとき、押さえつけられる感覚や、誰かがそばにいる気配を感じやすくなることが知られています。

いわゆる金縛りも、その多くはこうした睡眠と覚醒のはざまで起こる生理的な現象です。

ですから、夜に何かを感じたからといって、そのすべてが霊によるものとは限りません。

疲れがたまっていたり、眠りが浅かったりするときほど、こうした感覚は強く出ます。

過度に怖がる必要はありません。

そのうえで、それでも繰り返し同じ気配を感じ、どうしても霊的なものを疑いたくなるときには、次にお話しする向き合い方を試してみてください。

色情霊の対処法は二つ

対処法のひとつは、心のなかにある引きつける思いをやわらげていくことです。

強い欲求不満や、深い寂しさ。

それらを無理に消そうとするのではなく、少しずつほぐしていく。

満たされない思いがやわらいでいくと、色情霊に通じる波長もおのずと減っていきます。

これは時間のかかる手当てですが、根のところからの対処になります。

もうひとつは、その場で使える直接的な方法です。

そうした気配が近づいてきたと感じたら、はっきりと強い言葉で拒絶してください。

来るな、触るな、と心のなかで強く言い放つ。

声に出せるならそれでもかまいません。

受け手がはっきりと拒む意志を示すと、相手はひるんで離れていきます。

あなたには、自分の眠りと体を守る権利があります。

遠慮はいりません。

今日からできること

一つ、拒絶の言葉を先に決めておきます。来るな、触るな。短くて強い言葉をひとつ用意しておくと、いざというとき迷わず言い放てます。

二つ、寂しさを一人で抱え込まないようにします。信頼できる人と話す、好きなことに時間を使う。心の空白をやわらかく埋めていくことが、根本の対処につながります。

三つ、眠る前の心を落ち着けます。不安なまま布団に入ると感覚が過敏になりがちです。深い呼吸をひとつ、安心できる思いを抱いて眠りにつきます。

四つ、休息をしっかりとります。疲れや睡眠不足は、はざまの感覚を強めます。生活のリズムを整えるだけで、夜の不安はかなり軽くなります。

五つ、自分を責めないと決めます。こうした体験をしたのはあなたのせいではありません。落ち着いて手当てをすればよい、それだけのことです。

おわりに

怖い体験をした夜のことは、しばらく心に残るかもしれません。

けれど、色情霊と呼ばれる存在は古くから知られ、向き合い方もはっきりしています。

心の引きつける思いをやわらげること、そして近づいてきたらはっきり拒むこと。

この二つを覚えておけば、もう必要以上におびえることはありません。

あなたの眠りが、また安心できるものに戻っていくよう願っています。

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