苦手な人へのスピリチュアルな対処法

2016年6月5日日曜日

人生問題 悩み

苦手な人へのスピリチュアルな対処法

顔を見るだけで気持ちが重くなる相手が、あなたの周りにもいるのではないでしょうか。

その人のことを思い浮かべると、それだけで一日のはじまりが憂うつになる。そんな経験は、決して特別なものではありません。

この記事では、苦手な人とどう接していけばよいのか、心が少し軽くなる具体的な方法をお伝えします。

苦手な相手は、思いがけないほど近くにいるものです。

家族のなかにいることもあれば、隣近所の人、子どもの学校で顔を合わせる保護者、職場の上司や取引先の担当者であったりもします。

逃げ場のない場所にこそ、苦手な人は現れます。だからこそ多くの方が、長いあいだ静かに悩み続けているのです。

苦手意識は相手に伝わってしまう

苦手な人を前にしたとき、私たちはたいてい、無意識のうちに相手を拒むような空気を出してしまいます。

言葉では普通に接しているつもりでも、表情やわずかな声の調子、視線の動きに、その気持ちはにじみ出ます。

そして人は、自分が拒まれていることを驚くほど敏感に察知します。

相手はあなたから拒絶のサインを受け取ると、同じように身構えます。

こちらが壁を作れば、向こうも壁を作る。お互いの壁が少しずつ高くなり、関係はますますぎくしゃくしていきます。

苦手だと思えば思うほど相手も苦手になっていく。これは、決してあなたの心が冷たいからではありません。心と心が共鳴し合う、人間関係の自然な仕組みなのです。

まず、自分が何を嫌っているのかを見つめる

では、どうすればこの悪循環から抜け出せるのでしょうか。

最初の一歩は、相手を変えようとすることではありません。自分が相手のどこを嫌っているのかを、落ち着いて分析してみることです。

「なんとなく嫌い」という漠然とした感覚のままでいると、その人の存在そのものが大きな影のように感じられてしまいます。

けれども、よく見つめてみると、嫌っているのは相手のごく一部分であることがほとんどです。

怒りっぽい話し方が苦手なのか。こちらの領域に踏み込んでくる態度が嫌なのか。具体的にどの部分なのかを言葉にしてみてください。

嫌いな点がはっきりすると、不思議なことが起こります。

その人の全部が嫌なのではなく、嫌なのはこの一点だけなのだ、と気づけるのです。それだけで、心にかかっていた重みがいくらか軽くなります。

嫌いな点以外に、よいところを探す

嫌っている部分が見えたら、次は意識して視線を動かします。

その一点以外に、よいと思える点はないだろうか、と探してみるのです。

たとえば、非常に怒りっぽい人がいるとします。一緒にいると気をつかって疲れる。けれども、仕事はとても速く正確で、その人がいるおかげで助かっている面がある。

あるいは、何かと口を出してくるおせっかいな人。距離の近さに息苦しさを感じることもある。それでも、いざというときには面倒見がよく、こちらの知らない情報をたくさん教えてくれる。

欠点と長所は、しばしば同じ一本の根からのびた枝です。

怒りっぽさは仕事への真剣さの裏返しであり、おせっかいは人を放っておけないやさしさの表れでもあります。短所だけを見つめれば疲れる相手も、視点をずらせば、その人なりの持ち味が見えてきます。

よいところを認めると、相手は変わっていく

古代ギリシアの哲学者ソクラテスは、相手をただ否定するのではなく、問いを重ねながら相手のなかにある良きものを引き出そうとしました。

人は責められると心を閉ざし、認められると心を開きます。これは時代も国も超えた、人の変わらぬ性質です。

あなたが相手のよいところを心のなかで認めはじめると、その思いはやはり相手に伝わります。

拒絶の空気が和らぎ、かわりにわずかな敬意がにじむ。それを感じ取った相手は、少しずつ態度をやわらげていきます。

ただ嫌っているだけの関係は、嫌いをさらに育てていきます。

けれども、よい面を認める関係は、悪い面を少しずつ目立たなくしていきます。すると相手の良いところが浮かび上がり、二人のあいだに流れる空気そのものが変わっていくのです。

苦手な人は、あなたに「人を見つめ直す力」を教えるために現れた存在なのかもしれません。

今日からできること

苦手な人との関係を変えるために、今日から試せる行動をいくつか挙げます。

一つ、嫌っている点を一つだけ言葉にする。

漠然とした「嫌い」を、具体的なひとつの言葉に置き換えてみてください。

二つ、その人のよいところを三つ書き出す。

小さなことで構いません。紙に書くと、頭のなかだけより気持ちが整理されます。

三つ、よいところを心のなかで認める言葉をかける。

「あの人は仕事が速くて助かっている」と、自分に向けてつぶやいてみましょう。

四つ、挨拶のときだけ表情をやわらげる。

一日のすべてでなくて構いません。一瞬のやわらかさが、関係をほぐすきっかけになります。

五つ、相手にも事情があると想像してみる。

怒りっぽさの裏に、その人なりの疲れや不安があるのかもしれません。

苦手な人がいることは、あなたの心が狭いからではありません。

むしろ、その相手と向き合おうとしているいまこのときに、あなたの魂は確かに成長しています。

相手のよいところを見つけられる目が育つとき、あなたは以前より深くやさしい人になっています。苦手だった相手は、いつかあなたにそれを教えてくれた人として、思い出のなかに静かにおさまっていくでしょう。



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