耳鳴りが止まらないのですが、これは波動変化と関係があるのでしょうか、という質問を最近いただくことがあります。
夜、部屋が寝静まったころに片方の耳でキーンと高い音が鳴り、それが何日も続くと、不安が胸の奥に積もっていきます。
『アースチェンジ』では、地球そのものの振動が大きく変わる時期に入る事を書きました。
その流れの中で、感受性の強い方の身体に反応が出る事、とくに耳にサインが出やすい事は事実です。
耳鳴りに悩んでいる方は、自分だけがおかしくなったと思い込まなくて大丈夫です。
ただ、霊的な話に入る前に、身体の話を先にしておきます。
耳鳴りの背景には、突発性難聴やメニエール病、首の骨の問題、ストレスなど、医療機関でなければ見分けられない原因がよく隠れています。
長く続いている、急に強くなった、聞こえにくさを伴う、こうした耳鳴りは、まず耳鼻科を受診してください。
検査では異常が見つからないのに音が続く、そういう方へ向けて、ここからは霊的に見たときの耳鳴りの意味をお話しします。
耳鳴りと波動変化、なぜいま増えているのか
古代インドでは宇宙の根源の音をオームと呼び、聖書のヨハネによる福音書は「はじめに言葉ありき」と書き出されています。
言葉は声で、声は振動ですから、東西どちらの聖典も、世界の始まりに音を置いたわけです。
ピタゴラスも、惑星の運行にはそれぞれ固有の響きがあると考え、それを天体の音楽と呼びました。
音を聴くという行為は、昔から、身の回りの世界だけでなく宇宙の振動とつながる行為だったのです。
その振動が、いま地球全体で変わりつつあります。
ここ数年の太陽活動の高まりも、人類の集合意識の揺れも、霊的に見ると根のところで一つにつながった動きです。
波動が変わるとき、真っ先に反応するのは、振動をじかに受け取る器官である耳です。
仏道の修行者が山にこもってまず磨いたのも、聴く力でした。
観音菩薩は正しくは観世音菩薩で、世の音を観る者という名を持ち、釈尊の弟子の阿那律は肉眼を失った代わりに天眼を得たと伝えられています。
耳は、目よりも奥の次元の情報を受け取る霊的なアンテナです。
霊的な感受性が開きはじめた方ほど耳に変化が出やすいのは、アンテナの感度が上がってきたからだと、私は見ています。
キーンという高音の耳鳴りと、霊的なサインの見分け方
キーンという高い耳鳴りにスピリチュアルな意味はありますか、という質問もよく届きます。
耳鳴りのすべてに霊的な意味があるわけではありません。
実のところ、霊的な耳鳴りはそれほど多くありません。
霊的な影響がはっきり疑われるのは、金縛りの前ぶれとして鳴るときや、霊場と呼ばれる場所、特定の場所に入ったときだけ鳴るときです。
どこにいても一日中鳴っている耳鳴りは、体の仕組みから来ている事がほとんどです。
聴力が少し落ちてくると、脳はわずかな音も聞き逃すまいとして感度を上げ、その過敏さが音になって聞こえてきます。
夜、テレビを消して部屋が静まると耳鳴りが大きくなるのも、脳が音を探しはじめるからです。
霊的なサインとして受け取ってよいのは、いくつかの特徴が重なったときです。
まず、ふっと始まって数秒から数十秒でふっと消える事で、医学的な耳鳴りは同じ音が続く事が多いので、ここが大きな分かれ目になります。
特定の人と話しているとき、特定の場所に入ったとき、何かを決めかねているときに集中して鳴るのも、霊的な耳鳴りによく見られる事です。
片耳だけで鳴りやすく、鳴り終わったあとに何かを知らされたような感覚が残る事も多いです。
こうした特徴が重なるなら、その音は霊存在からの合図である場合があります。
高音の耳鳴りは、霊的な耳鳴りの中でもっともよく語られる型です。
ラジオのつまみを高い周波数へ回していく途中で、ピーという雑音が入る事があります。
今までの自分の周波数と、これから合わせていく周波数の間にずれがあると、その差が音として聞こえてくるので、高音の耳鳴りはこの雑音とよく似た仕組みで鳴ります。
魂の振動数が一段上がろうとしている最中に、この音は出やすいのです。
低いゴーッという耳鳴りは、身体や神経が原因である事が多いので、こちらは早めに受診してください。
右耳・左耳の耳鳴りと、のみ込んできた本音
どちらの耳で鳴ったかは、読み解くときの手がかりになります。
右耳の耳鳴りは、これから起こる事、行動や決断、前へ進む事に関わるサインとされてきました。
東洋医学で右は陽の側で、外に向かう力や未来を表します。
新しい仕事を引き受けるかどうか迷っている最中に右耳が鳴ったなら、時が整いつつあるという合図として受け取ってよいと思います。
強い違和感と一緒に右耳が鳴り続けるなら、その方向へ進むのは一度立ち止まって考え直したほうがよいでしょう。
左耳は陰の側で、過去や内面、受け取る事、感情や記憶を表します。
誰かを許せないまま心にしまい込んでいたときや、亡くなった人の事を思っていたときに、左耳だけが鳴ったという話は、何度も聞いてきました。
左耳の耳鳴りは、霊界から見守っているよと知らせてくる便りである場合があります。
右が鳴ったから必ずこうする、左が鳴ったからあの人と縁を切る、というように音に振り回されるのは、順番が逆さまです。
サインは、自分の内側の声に気づかせるための小さなノックです。
鳴った瞬間に自分の心で何が起きていたかを振り返るほうが、右か左かの対応表よりも多くを教えてくれます。
耳鳴りには、もう一つの鳴り方があります。
家族の小言や怒鳴り声を、本当はもう聞きたくない。
それでも言い争いたくない、家庭を壊したくないと思って、耳をふさぐようにして何年も暮らしてきた、そういう方は決して少なくないはずです。
霊的に見ると、聞かないと決めて締め出してきた声や、のみ込んできた自分の本音が、耳の奥で鳴る音になって戻ってくる事があります。
ユングが影と呼んだように、押し込めたものは消えずに、別の形で表に出ようとするのです。
言えなかった言葉を、誰にも見せない紙に書き出してみると、その音が何を知らせていたのかが見えてきます。
長く勤めた職場を離れるかどうかで揺れているうちに片耳が鳴りはじめ、心を決めて動き出したら、いつの間にか音が消えていた。
そういう経過をたどる人は、決して珍しくないと思います。
内側の声を聞き取れたとき、外側のサインはその役目を終えて去っていくのです。
耳鳴りと付き合うために今日からできる事
最初に、必ず一度は医療機関で耳を診てもらってください。
霊的な意味づけは、身体の安全が確かめられた上に成り立つものです。
音が鳴ったら、誰といたか、何を考えていたか、どこにいたかを手帳に書き留めておくと、続けるうちに自分だけの型が見えてきます。
コーヒーやお酒を控えめにして、睡眠を整える事も欠かせません。
波動を受け取る身体にも、まず整った土台が要るのです。
一日に十分だけ、テレビもスマホも消して、呼吸だけを感じる時間を持つと、耳の奥が落ち着いていきます。
寝るときにラジオを小さくつけて音を添えると、脳が音を探さなくなり、耳鳴りがやわらぐ方も多くいます。
聞こえにくさを感じているなら、補聴器で耳に音を届けると、耳鳴りがおさまってくる事も珍しくありません。
音が鳴ったときに、ありがとうとつぶやいてみるのもよい方法で、これは短い祈りでもあるのです。
抵抗するより受け入れたほうが、音が早く去っていく事はよくあります。
音が長引く、強くなる、聞こえにくさが出てきた、そのときは迷わず再受診してください。
耳鳴りは魂が次の段へ上がる合図
耳鳴りの霊的な意味とは、魂のアンテナの感度が上がり、振動数が次の段へ移ろうとしている事の知らせです。
右耳は進む時を、左耳は内側と見えない世界からの便りを伝え、どちらも自分の心の声に気づかせるために鳴ります。
身体の確認を済ませたうえで、その音をこわがらずに受け止めていると、ある日ふと音は役目を終え、あとには以前より澄んだ自分が残るはずです。
地球の波動が変わっていくこの時期に、みなさんが耳鳴りを通して光の側へ一歩ずつ近づいていかれる事を願っています。
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