なぜ人生には下り坂があるのか?

2022年6月5日日曜日

人生問題


人生には山と谷があって、私たちを翻弄するように見えます

ずっと頂点にいたいと願っていても、それは何時までも続かず、いつかは移り変わっていきます

どれだけ栄華を極めた人間でも、いつかは陰りを見せ、やがて谷へと降りていきます

どれだけ綺麗だと言われた人でも、いつかは美貌の衰えを感じ行くでしょう

どれだけ健康自慢をする人間でも、いつかは病気をし、あるいは死にゆきます

どれだけ成績優秀な選手でも、いつかは体力の衰えを感じ、引退する時期を迎えます

このように、人生にはピークという山があれば、いずれはそこから落ちていくものです

山の頂に登っていくには、坂道を上るため、忍耐と不断の努力が必要です

そうしてようやく頂に立ちます

しかし、ずっと山頂に居続けることは出来ません

登ってくれば、いつかは下らないといけないのです

永遠に栄光の中にいることは出来ずに、やがては衰え、下り坂を歩みます

ですが人生は、登りの時には見えない景色も、下りの時にはよく見える物です

多くの若者が、自分が今下っている道を上ろうとしている姿があります

一度上った経験があるからこそ、後から登ってくる若者たちにアドバイスが出来ます

人は経験したことのないものは、なかなか適切なアドバイスはできませんが、一度経験した事であれば、「こうすれば登りやすい」とか、「あそこは危険だから迂回した方がいい」などと適切な言葉を投げかけることが出来ます

山頂は狭い場所なので、いつまでも一人で独占していては、次の若者が昇ることが出来ません

そのため私たちには衰えがあり、次の世代にバトンを渡す時期があるのです

そうして新しく山道を登ってくる子たちに、自分の体験を踏まえて、支援してあげる事が出来ます

登り道では味わえなかった経験を私たちは得ます

登る時には必死になって山頂を目指していたため、周りの景色もほとんど見れずにいます

ですが下り坂では、登りほどの力は必要としませんので、ゆとりをもって物事を見ることが出来ます

そして登っている人々の悲しみや苦労に目をやります

自分が苦労して登ったからこそ、後に来る人々の苦しみや悲しみがわかるのです

人生において下り坂があるのも、その時にはより深く人生を味わうためであり、周りの人々へのより深い理解力を得て、適切な支援が出来るようになるからです

ずっと山頂に居続ける間や、自分も坂道を登っている間には、なかなかそうした見識は得られないものです

人生には登りがあって下りもあるからこそ、より深い味わいを体験できます

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