2019年12月4日水曜日

変装した天使があなたのそばにも潜んでいる

私たちは様々な人との出会いがあり、互いに愛し合う事もありますが、憎みあい傷つけあう事もあります



人の多い所に住んでいると、待ちゆく人を見ても、自分とは関わりのない他人としか見えなくなってしまいます

人の群れの中にある時に、自分の人生のかかわりのない人たちが、ただ単に通り過ぎていくだけのように感じられるでしょう

ですが、私たちが出会った人の中には、姿をかえて変装した天使たちが紛れ込んでいるかもしれません


奈良時代に聖武天皇の皇后で光明皇后という有名な方がいます

光明皇后は、奈良の大仏(盧舎那仏)の建造を進めたり、全国に国分寺、国分尼寺を建立させたり、現代の孤児院や病院にあたる施設をつくり、貧しい人たちに施されたかたです

そんな光明皇后にはある逸話があります

以前はらい病と呼ばれたハンセン病の患者がいて、痛くて苦しがっていました

昔はうつる病と思われ、また見た目から、他の人は恐れて看病されずにいます

光明皇后はこの患者を哀れに思って、口で膿を吸い出しました

するとその患者が仏様に変身したというのです

当時の人から忌避されていた患者が実は、仏様だったというのです

これは誰の中にも仏性・神性が宿っている事を示す逸話だと思います


フランスはパリにシェイクスピア・アンド・カンパニー書店という店があって、そこは本を売るだけではなく、売れない新人作家などを無料で宿泊させる宿もしていました

ただの本屋ではなく、若者を助け、文化を守る場所でもあります

ここは一度閉店しますが、志を継いだ方が同じ名前で再び始めました

この書店の壁には、「見知らぬ人に冷たくするな、変装した天使かもしれないから」という言葉が掲げられているそうです


仏教の法華経には、常不軽菩薩というお釈迦様の前世のお姿とされる方の事が書かれています

この菩薩は、会う人すべてに頭を下げて礼拝したといいます

人々は彼を気味悪がり、嫌っていきます

しかし菩薩は人々に言いました「私は深くあなたたちを敬って、軽んじたりしません。なぜならば、あなたちはみんな菩薩の修行を行って、ついには御仏となられるからです」

これを聞いた人々は、菩薩を罵り、棒で叩いたり、石を投げつけて追い払いました

それでも菩薩は「私はあなたたちを軽んじたりしません。なぜならいつか御仏になるのですから」

常不軽菩薩そのようにすべての人を軽んじることなく、いずれは偉大なものとなれると信じていました

あの『雨にも負けず』で有名な宮沢賢治は、不軽菩薩について詩を書いています

不軽菩薩
あらめの衣身にまとひ
城より城をへめぐりつ
上慢四衆の人ごとに
菩薩は礼をなしたまふ
 (われは不軽ぞかれは慢
  こは無明なりしかもあれ
  いましも展く法性と
  菩薩は礼をなし給ふ)
われ汝等を尊敬す
敢て軽賤なさざるは
汝等作仏せん故と
菩薩は礼をなし給ふ
 (こゝにわれなくかれもなし
  たゞ一乗の法界ぞ
  法界をこそ拝すれと
  菩薩は礼をなし給ふ)

旧約聖書には旅人に扮した御使いの話しがあります

ソドムという不道徳が蔓延する街に、二人の旅人が訪れます

その姿を見た善人のロトという人物は、彼らを招いて家に泊めてあげます

しかし、旅の者の姿を見たソドムの住人は、なぶりものにしてやろうとして引き渡すように叫びます

ロトは何とか収めようとするのですが、彼らは聞きません

ついに旅人が彼らの前に出ると、みな目が見えないにしていまいます

そして二人の旅人は実は自分たちが主のみ使いであり、ソドムの街はやがて滅ぶことを告げます

ロトに家族を連れて街から逃げるように警告いたします

御使いというのは天使の事です

このように、私たちの身の回りにも、天使は潜んでいます

あるいはすべての人の中に、仏性や神性と呼ばれる、神仏の子としての素質は存在しているという事です

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5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

私も昔からなぜかそう思っていました。ひょっとしたら変装した神様かもしれないと。人に軽んじられることがあっても、こちらからは決して軽んじてはいけないと肝に命じます。

匿名 さんのコメント...

自分がもしかしてそのような立場になってるのかなとふと感じるごとがあるのですが。
普段自分は口数少ないのですが、知り合った人には口から無意識にアドバイスが出てくることがあります。
その後、その人は私が話したような状況になったりして。
忠告は無視して状況が変わらない人もいれば、何かしら変わってくれて、後に『アドバイスくれたこと覚えているありがとう』と言われることもあります。

匿名 さんのコメント...

らい病人に成りすました人、歴史上実在した行基菩薩様だと言われておりますね。金剛陽明菩薩権現。光明皇后とは転生するごとにかかわりあいますソウルメイトだと人づてに聞いております。

匿名 さんのコメント...

私は嫌なことを言われても反論せずたまるタイプです。嫌なことをズケズケ言う人はすっきりしたくて言うのかな?誰にでも優しい人になりたい。 

匿名 さんのコメント...

ソドムとゴモラのお話がありましたので、私が学んできましたこと、記入させて下さいませ。学んできた、とは随分仰々しいですが、広く知られてはいないことのようなので、知ってほしいという衝動があるのでございます。
旧約聖書の中に、アブラハムが朝起きて、かのソドムの方角に目をむけると、まるでかまどのふたを開けた時に出る湯気のような形の煙が立ち上っていたとあります。いわゆるキノコグモをアブラハムは目にしたのです。
スイスの有名な宇宙コンタクティ、エドアルド・ビリー・マイヤー氏は宇宙人セムジャーゼからそのキノコグモは彼ら宇宙人がソドムに落とした核爆弾であったことをはっきりと証言しておりました。
漫画のような話で、ついていけない人もいるかと思いますが、ビリー・マイヤー氏は貴重なコンタクティであると信じられる状況証拠が多数ある方だと思います。
ビリー・マイヤー氏が撮影した写真を調べると真っ先に変な付属品の付いた空飛ぶ円盤の写真が出てくるはずです。変な付属品、とは、円盤のフランジと呼ばれている外縁部に丸いパチンコ玉のような球体がいくつもぐるりと付いているのです。その球体こそ、ソドムに落とした核爆弾だとセムジャーゼは語るのです。
アブラハムはソドムを滅ぼすことになったと伝える御使いに反論します。アブラハム「20人善人がいましたらどうなさられますか」、御使い「20人善人がいたら滅ぼさない。20人居るのか?」、アブラハム「主よ10人善人がいたら…」、御使い「10人いたら滅ぼさない。10人居るのか?」(私は手元に今、聖書もマイヤー氏の本もなく、記憶だけで書いておりますこと、許して下さいませ)

宇宙人セムジャーゼといえども、私達地球人と同じ先祖をもつ人間です。核爆弾を落とす権利などあるはずがない、と、反論されます。しかしセムジャーゼ達は執行官にすぎず、そのような決定を下す宇宙人はセムジャーゼ達よりもはるかにはるかに進化した宇宙の存在だという。
セムジャーゼ達は命令が下されたならば、決然と実行するとマイヤー氏に語っておりました。
私はこの話を信じておるのであります。
隕石の落下とされるツングースカの大爆発のことも、驚愕のたぐいまれな情報をセムジャーゼは語っておりました。

今後のコメントは X(旧Twitter)にてお待ちしております。