2013年9月21日土曜日

ヴェルグルの奇跡 景気をよくするための参考


景気がいいとか景気が悪いという話しを聞くと思います

では景気がよいとはどのような状態でしょうか?



簡単に景気がよい・好景気をあらわすと、お金が早く世の中を回っている状態で、不景気というのはお金が溜め込まれたりして回っていない状況です

通貨がどれだけ早く流通し回転していくかで経済効果がかわっていくのです


かつてオーストリアの小さな田舎町ヴェルグルで起こった話を紹介します

1932年代の世界大恐慌の影響は、このヨーロッパの小さな田舎町にも波及していました

当時の人口わずか4300人のこの街には500人の失業者と1000人の失業予備軍がいました

通貨が貯め込まれ、循環が滞っていることが不景気の最大の問題だと考えた当時の町長ミヒャエル・ウンターグッゲンベルガーは、自由貨幣の発行を決意しました

不況の影響により、通貨の貯蓄性が過剰なまでに人々に働きかけた結果、
お金が循環しにくい経済状況が生じてしまった。つまりみんながお金を使わずに貯蓄にいそしんで結果不況になっていたわけです

それを重く見た町長は、貯蓄性を無効化するゲゼルの通貨理論に一縷の希望を見出したという訳です

そこで、ウンターグッゲンベルガー町長自身が地域の貯蓄銀行から
32000オーストリア・シリングを借り入れ、それをそのまま預金として預け、
それを担保として32000オーストリア・シリングに相当する「労働証明書」という地域通貨を発行しました

そして、町が道路整備などの緊急失業者対策事業を起こし、失業者に職を与え、その労働の対価として「労働証明書」を与えました

労働証明書は月初めにその額面の1%のスタンプ(印紙)を貼らないと使えない仕組みになっていました

つまり、言い換えれば毎月その額面の価値の1%を失うことになるのです

したがって手元にずっと持っていてもその分だけ損するため、誰もができるだけ早くこのお金を使おうとしました

この「老化するお金」が消費を促進することになり、経済を活性化させたのです

この「労働証明書」は週平均8回も所有者を変えており、13.5ヵ月の間に平均464回循環し、254万7360シリングに相当する経済活動がおこなわれました

これは通常のオーストリア・シリングに比べて、およそ14倍の流通速度です

回転することで、お金は何倍もの経済効果を生み出すのです

こうしてヴェルグルは世界大恐慌のなかオーストリア初の完全雇用を達成した町になりました

「労働証明書」は公務員の給与や銀行の支払いにも使われ、町中が整備され、上下水道も完備され、ほとんどの家が修繕され、町を取り巻く森も植樹され、税金もすみやかに支払われたのです

ヴェルグルの成功を目の当たりにして多くの都市はこの制度を取り入れようとしましたが、オーストリアの中央銀行によって「国家の通貨システムを乱す」として禁止通達を出され、1933年11月に廃止に追い込まれました

上記の話しはNHKの「エンデの遺言」でも紹介されていました。ゲゼルの経済理論の話しでよく紹介される歴史です

このことから、お金というのは減価していくことで人々はお金を流通させて景気をよくし、逆にデフレなどでお金の価値が年々高まっていく社会では(現在の日本)、みんなお金を溜め込んでしまい、景気がわるくなっていきます

こうした労働証明書のかわりとして、わたしはインフレになっていくことが通貨を減価させていき(つまり老化するお金)、お金の流通を促進するものだと思います

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