2013年3月27日水曜日

二極タイプと左翼右翼


先の大戦についてのよく語られる意見について考えてみたいと思います



経済封鎖に対する自衛戦争であった、日本は資源の乏しい国ですから外国から資源の輸入がストップするとたちいかないわけです。だからABCD包囲網によって経済封鎖された日本はやむなく自衛のための戦争をした
また欧米により植民地化された東亜の解放運動であった、欧米の列強により植民地支配されたアジアの同朋を助けて解放するために戦ったとする主張があります
こうした主張は右翼とよばれる思想としてあります

また先の大戦は日本による侵略戦争であった、結果多くの尊い人命が失われ大変罪深いことをした、日本は多くの被害にあわせた国に謝罪をしていかなければいけない
こうした主張はおもに左翼の思想として述べられています
この日記を読んでいるかたもどちらかの意見にわかれるかも知れません

そして彼らの北朝鮮や中国への態度を見ていくと
右翼的な方達は北朝鮮や中国に対して批判的な意見をもち、彼らを非難する傾向が強いと言えます
一方の左翼的な方達は北朝鮮や中国に対して友好な立場をとり、彼らの問題点には目を塞ぐ傾向があります

よく考えると彼ら両者の意見は主張がねじれている、逆転現象が起きています

もし右翼の言うように先の大戦は自衛であったというなら、国連による経済制裁を受けてもミサイル製造や核開発を進める北朝鮮にも正当性を認めないといけません
また解放という理由をつけたら他国へも軍事介入するのが正しいのなら中国のチベット侵略も正しいとなります
中国の理屈ではダライラマによって農奴とされた人民を解放するため進行したといってます

また左翼の言うように先の大戦下では日本は軍国主義で市民は苦しみ、当時の政治は間違いだったと批判するなら、自国民が餓死しているのにミサイルや核開発を進める北朝鮮に対して黙っているのはなぜでしょう
先の大戦で日本はアジアに侵略して悲惨な目にあわせたと言いながら、中国がチベット人やウイグル人を弾圧するのには批判しないのはなぜでしょう
なぜ現在進行形で行われている事態には目を塞いで過去の出来事だけを批判するのでしょう

このように両者の意見はねじまがったものとなっています
自国を正当化する者が他国を非難し(右翼)
自国を非難する者が他国を正当化しています(左翼)
あきらかに両者の主張はねじれています

なぜこのような両端の思想になり理屈に合わなくなるかと考えると人間にある二つのタイプに原因があると思います

人間の性格には二種あって内向的で自分をイジメる内向型タイプと
外向的で無反省で人を攻撃する外向型タイプ
ユングも似たようなタイプ論を言っていますが、このような二種のタイプの人間がいるからだと思われます
内向型の人間は自分に自信がなく、自己否定的でその反動で他者肯定になりやすい方です
人の意見に傷つきやすく罪悪感が強かったりします
こうしたかたは左翼的な思想になりやすいと言えます


一方の外向型の方は自惚れた傾向があり、自信を持っていてみずからを省みるのが希薄で、自己の欠点には目がいかず他者を非難しがちな傾向があります
こうしたかたは右翼的な思想になりやすいです

こうして見ると政治思想として右翼や左翼とわかれるのも人間の性質として二種のタイプのいずれかが強い傾向のあるかたが分かれていると言えます

両者とも自分の立場から世界や物事を見ますのでお互いが理解することが少なく対立する傾向にあります

全体的に日本はどうだったかというと、明治維新の後に日本は日清戦争や日露戦争に勝利し、また第一次世界大戦でも勝戦国側におり、国として近代化に成功して勝ち軍を続けたためかなり自惚れていたと思います
自惚れて国全体が外向型=右翼的になり、第二次世界大戦に突入していったのが真相であろうと思います

そして敗戦によって天狗になった鼻を折られた日本は自信を亡くして正反対の方向である内向型=左翼傾向へと向かっていっているのが現状であります

自信があった時は右へぶれ、敗戦で自信喪失で左へ曲がってきたのでしょう

性質としてどちらも極端であり、どちらも傾き過ぎると亡国へとつながります
外向型に傾くと無反省で他国を攻撃する国になりやすく
内向型に傾き過ぎると他国の間違いを指摘できず侵略を受けやすくなります

人間というのはどちらかにぶれやすい生き物ではありますが、極端に傾くことなく進むべきではないかと思います
自惚れることなく、また自己卑下することなく自他を公平に見ていくべきでしょうね
それは一人間としてもそうですし国家の在り方としてもそうあるべきだと思います
それがお釈迦様のといた中道でもあるし、孔子が述べた中庸の徳でもあると思います


ブログランキング に参加しています
下記のリンクをクリックいただけますと、ランキングで上位に表示されるようになり沢山の方に見ていただく機会がふえますので、この日記の記事がよいと思われましたら応援クリックお願いいたします
クリックいただいた方の幸いをお祈りいたします

にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ
にほんブログ村


スピリチュアル ブログランキングへ


精神世界ランキン

2 件のコメント:

  1. まさに中道、中庸。とても共感いたしました。物理的にいうならば balanceですね。balanceを保つためには、常に中心に軸点がなければすぐに傾き崩れてしまいます。正しく軸心を持つには両極の端の位置を的確に認識する必要があると思います。仏陀の悟りもそこらへんにあったのでしょうか?凡人の私には程遠い境地ではありますが。子供の頃から、何故か両極端なものに興味関心がありました。自分ではneutralだと思っていても、かなり偏っている状態が往々にしてあるものですよね。
    ただし、両極がどうあれ、もし戦争と平和が両極に位置するのなら、平和に傾きたいです。かく言う私は、日々ブレブレで迷いっぱなしですが。少しずつ頑張りたいです。いつも示唆をありがとうございます。

    返信削除

  2. でも、この世での戦争と平和の現状を考えると、仮に平和の端がいわゆる「平和ボケ」の状態であるならば、やっぱり中道が最も適正な位置なんだろうなと思い直しました。クドクド済みません。

    返信削除

コメントは管理人の承認後に表示されます