2012年11月27日火曜日

陰陽 男性原理と女性原理

「つれだつ友なる二羽の鷲は、同一の木を抱けり。
その一羽は甘き菩提樹の実を食らい、他の一羽は食らわずして注視す。

黒き道を、金色の鷲たちは水をまといて、天に向かって飛翔す。
彼らは天則の座より帰り来たれり。
そのとき実に地はグリタ(雨)によってうるおさる。」
『リグ・ヴェーダ讃歌 謎の歌』

「美しい翼を持つ、結合しあった二人の友は
同じ一本の木を抱きしめる。
一人は甘い実を食べ、
もう一人は食べずにじっとうつむくのみ。
このような木に降り立つ霊は
無力となり、取り乱して思い悩む。
しかし彼も、もう一人の全能と威厳を敬い、
それを見つめれば、その心痛は消えていく。」
『スヴェタスヴァタラ・ウパニシャッド』


古来より日本では巫女と審神者(サニワ)が対となり、ペアになってまつりごと(政)の中心にいました

巫女は天と繋がり天の声を受ける器の役割をします

そして巫女の受け取ったメッセージを解釈し、メッセージが本物か、役に立つのかを論理的、理性的に判断する地と繋がる存在として審神者(サニワ)がいました

巫女は女性的、直感的、右脳的、調和的、陰性の性質を体現し
審神者は男性的、論理的、左脳的、進歩的、陽性の性質を体現しています

巫女(女性原理)と審神者(男性原理)が結合して天と地が繋がっていたわけです

巫女である女性が天の声を受けて、サニワである男性がその声を普通の人に理解できる言葉に翻訳して伝える役割分担をしていました

しかし、日本だけでなく世界中で時がたつとともに、審神者である男性は物理的、肉体的力が強く、社会指向が強いため現実社会で権力を持ってきました
そして女性原理である巫女を分離し、論理性を重視した自然との調和を欠いた文明が築かれていきました

現代文明では、巫女に象徴させる性質を分離し闇に押し込みました

男性原理の体現である現代文明から分離され、抑圧された影である女性原理は、恐怖され嫌われ、理解できない怖さの幻影が投影されて魔女狩りや女性蔑視へと向かう原因ともなりました

深層心理学者のユングはすべての男性に、男性の中の女性像であるアニマ(Anima)が存在し、
すべての女性に、女性の中の男性像であるアニムス(Animus)が存在すると述べました
アニマは男性の中における女らしさであり、アニムスは女性の中における男らしさです

それがゼーレ(心)の内で結合されていない場合(大抵はされていません)に自己の内のアニマ(あるいはアニムス)を他人に投影してしまうと彼は語ります

「外に向いて〔投影されて〕いくと、アニマ(男性の中の女性像)はむら気で、無節操で、気まぐれで、気ままで、情動的で、ときには悪魔のように鼻が効き、無遠慮で、放埒で、嘘つきで、偽善的で、分けが分からない。
それに対してアニムス(女性の中の男性像)は、頑固で、原則にこだわり、命令的で、説教好きで、改革好きで、理屈っぽくて、言葉にとらわれ、争いを好み、支配したがる。」
『個性化とマンダラ ユング』

ある異性を観て上記のような印象を受けて感情が強く動いたなら、それは自己の内にあるアニマ(あるいはアニムス)を相手に投影している可能性があるようです

それら対立する原理は暗闇のニグレドにて融合し、アルケミスト(錬金術師)はそこから賢者の石を手にいれます






ブログランキング に参加しています
下記のリンクをクリックいただけますと、ランキングで上位に表示されるようになり沢山の方に見ていただく機会がふえますので、この日記の記事がよいと思われましたら応援クリックお願いいたします
クリックいただいた方の幸いをお祈りいたします

にほんブログ村 哲学・思想ブログ スピリチュアル・精神世界へ
にほんブログ村


スピリチュアル ブログランキングへ


精神世界ランキン

2 件のコメント:

  1. 初めてコメントさせて頂きます。洪さんの文章に真実の光を感じました。沖縄がいつまでも平和でありますように!

    返信削除
    返信
    1. あやこさん

      コメントありがとうございます

      沖縄への言葉もありがとうございます

      光を感じていただきうれしいです

      削除

コメントは管理人の承認後に表示されます